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健康の輪デジタル新聞

2025年4月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

日本の首都。関東地方に位置し、面積は香川県、大阪府に次いで第3位の狭さですが、現在は全国でも最も多い約1400万人が暮らす世界でも有数の大都市です。
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普通に活動しているつもりなのに、突然意識が飛んだり、周囲から居眠りしていたと指摘されたりする「マイクロスリープ」。車の運転中に症状が出ると大事故にもつながりかねないので、注意が必要です。

 「マイクロスリープ」とは、昼間起きて活動している時に、ほんの数秒〜数十秒(15秒未満)瞬間的に眠ってしまう現象のことです。
 通常の睡眠とは異なり、脳全体が眠るのではなく、一部の脳領域だけが一時的に機能を低下させる、いわばコンピュータのシャットダウンのような状態。したがって、目が開いていて本人に「寝た」という自覚がない場合が多いですが、脳波を測定すると睡眠状態に入っていることが確認されます。
 マイクロスリープに陥る原因は、疲労や薬剤による影響、時差ボケなど様々ですが、圧倒的に多いのは睡眠不足によるものといわれています。
 夜更かしや、夜勤などのシフトワークなどで生活のリズムが不規則になりがちな人の中には、無自覚に睡眠不足に陥っている場合が多くあります。
 また、睡眠時無呼吸症候群などによる睡眠障害や、ストレスやカフェイン摂取などによる睡眠の質の低下なども、マイクロスリープを生じやすいといわれています。
 そんなマイクロスリープの対処法は、まず第一に十分な睡眠を確保することです。成人においては7〜9時間の睡眠が推奨されています。
 また、眠気を感じたら、15〜20分の短い仮眠を取り、脳をリフレッシュさせましょう。特に運転前や作業前の仮眠は効果的です。
 その他、脳のエネルギーになるブドウ糖が不足すると、眠気を引き起こしやすくなるといわれているため、 原材料の90%がブドウ糖でできているラムネを食べるのも、脳を覚醒させる効果があるといわれています。
 マイクロスリープは日頃から十分な睡眠をとり、眠気を感じたらすぐに対処することが重要で、事故を防ぐことにもつながります。

 4月8日は「灌仏会(かんぶつえ)」。お釈迦様の誕生日をお祝いする仏教行事のことで、一般的には「花まつり」として知られています。7世紀頃中国から日本に伝わり、以来毎年執り行われている行事の一つです。
 この行事の時、お釈迦様の像に甘茶をかける慣習があります。これは、発酵させると砂糖の100〜1000倍の甘さになる甘茶を使うことで、「上に立つ者がよい政治を行って平和な世が訪れると、甘い露が降る」という意味があるそうです。

 甘茶は、甘味効果以外に鎮静作用、抗アレルギー作用など様々な効能があるといわれています。カフェインやタンニンを含まず子供や妊婦さんも安心して飲むことができるので、普段の健康茶として取り入れたいですね。

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健康長寿をめざして

今、日本では透析患者が大変多く、統計では全国で約34万7千人とされています。例えば、人口35万人都市は、和歌山市、東京都新宿区や北区、奈良市、高槻市、越谷市などの人口と同じくらいです。全国には約4500の透析施設が存在しており、身近な施設と比較すると全国の高等学校4700校と同じくらいの数になるのです。

人工透析の原因

 人工透析の原因として最も多いのが糖尿病性腎症で、透析患者の39.5%を占め、次に慢性糸球体腎炎24.0%、腎硬化症13.4%となります。
 現代は、透析の技術も進歩し、患者の平均寿命は、50歳で男性17.4年、女性19.8年、60歳で男性12.3年、女性14.3年、70歳で男性7.9年、女性9.3年と報告されています。
 日ごろから自身の健康状態を意識しておくことも大切です。

腎機能低下のサイン

 腎臓は血流が多い臓器で、1分間に約1リットルもの血液が流れます。しかし、機能が低下することによって水分の排泄がうまくできず、むくみや血圧が高くなり、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
 また、活性型ビタミンDを作れなくなり、骨のカルシウム沈着が減ることで骨がもろくなる、血液を増やすホルモンが出にくくなり貧血になるなど、いろいろな障害にもつながります。
 大便が1週間出なくても便秘で済みますが、尿が1週間出なかったら尿毒症になり命の危険にさらされてしまうため、「腎臓が寿命を決める」といわれる所以であります。
 腎機能が低下しているサインとして、突然に尿の量が少なくなることが挙げられます。1日に2回以下になるほど少ない場合は急性腎障害が疑われ、薬の副作用などでも起こることがあります。
 夜中にトイレに行くために何度も起きる原因の一つに尿の濃縮ができにくくなっていることが考えられます。寝ている間に何度もトイレで起きなくてもいいのは腎臓が尿を濃縮することで排泄回数を減らしているからであり、濃縮機能が弱くなると結果として何度も起きてしまうのです。
 足がつる、こむらがえりが増えることも腎機能の低下により体液のバランスが保てなくなっているサインです。
 お米などの炭水化物を食べた後、強烈な眠気に襲われるのは、血糖値スパイクという急激な血糖値の上がり下がりが原因です。これを繰り返すことで血管にダメージを受けるため、血流の多い腎臓の血管にもダメージを受けやすくなります。
 腎臓は体温や血圧などの生きるために必要な恒常性の調整を行っているため、日ごろから機能低下を予防するには食事の影響が大きく関係しています。

腎機能と食生活

 慢性腎臓病の原因として大きいのが、食事から摂取する脂肪やリンです。リンは血液中のカルシウムと反応してセメントのような状態になり、それが血管壁に付着することで動脈硬化が進み、尿細管に傷をつけたり、ネフロンなどの毛細血管に血流が行き届かなくなることで腎機能が低下し、慢性腎臓病に進行するのです。
 リンや脂肪を多く含む食品としては菓子や菓子パン、甘い飲み物、肉や脂身、ハムやベーコン、ファストフードやインスタント食品、加工食品などがあり、腎機能の保護や維持には、できる限りこれらを食べ過ぎない食生活が望まれます。
 また、日ごろから取り入れた方が良い食品として、大豆製品、緑黄色野菜、海藻、きのこなど、また、スイカに含まれるシトルリンは血管壁に一酸化窒素を作り血管を柔らかくして拡張するため、腎臓の血流の負担が減り腎臓の保護にも役立ちます。
 腎機能の低下を防ぐことは、結果的に健康寿命の延伸に貢献するのです。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

手軽に便利に利用できるコンビニ食は、選び方や組み合わせで栄養バランスの整った食事にすることが可能です。今回は、コンビニごはんの選び方や、一緒に食べると良いプラス食材の紹介をします。

 なるべく手作りのご飯をバランスよく…と思っていても、忙しい時のランチや夕食にコンビニを利用する人も多いかと思います。最近では、豊富な品目が揃っており、手軽にいろんなものが手に入るようになりました。
 そんなコンビニ食を選ぶ時に注意したいのが、「主食・主菜・副菜」のバランスです。「主食」はご飯や麺類などの炭水化物、「主菜」は肉や魚などのたんぱく質、「副菜」は野菜やきのこ、海藻類などのビタミン・ミネラル・食物繊維です。
 コンビニ食ではついついおにぎりだけ、麺類だけ、または麺類とおにぎり、サンドイッチや惣菜パンなど、主食のみに偏ったカロリーの高い組み合わせになりがちです。単品の場合は、おにぎりと唐揚げ、サラダなどの組み合わせを意識したり、幕の内弁当などの魚や肉など主菜の多いお弁当を選ぶようにして、炭水化物よりたんぱく質をしっかり取るようにしましょう。さらに、サラダや野菜の惣菜をプラスしてビタミン、ミネラルを補給し、スイーツを選ぶならフルーツの入ったものを選ぶとよいでしょう。

 そして、コンビニ食にプラスαするなら、断然キウイです。あらかじめコンビニごはんが決まっている日は家からキウイを1〜2個持参して食べましょう。
 キウイは栄養学のプロも認める最強のフルーツ。ゴールドキウイ1個で1日に必要なビタミンCが補えるほか、現代人に不足しがちな食物繊維、女性に嬉しい鉄や葉酸、その他カリウム、マグネシウム、ビタミンE、B6、Kなどさまざまな栄養素が摂取できます。半分に切ってスプーンで食べられるという手軽さもうれしいですね。
 また、キウイフルーツはGI値が低く、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる作用があるので血糖値スパイクを減らします。血糖値が気になる方は、食事の30分前に食べるとより効果を発揮してくれるでしょう。

 甘くてみずみずしい春キャベツを丸ごと食べられるオイル煮。春キャベツは消化を促し、胃に優しく、特にビタミンCが豊富なので疲れが出やすいこの時期にぜひ食べていただきたい野菜です。キャベツ以外にも新じゃが、新玉ねぎ、アスパラなどの春野菜を入れて作るのもおすすめです。
 最近はオリーブオイルとニンニクを使ったスペイン料理の「アヒージョ」が人気ですが、このレシピは、鍋に材料を入れたらあとはじっくり火が通るのを待つだけで、食材の旨みを引き出し、栄養も逃さずとることができます。
 オリーブオイルはオレイン酸が主成分のため、オメガ9系の油といわれ、このオメガ9系の油は酸化しにくく、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の増加を抑える働きがあります。
 熱々の野菜に、にんにくの香りのオイルが絡まり、ワインのおつまみとしてもおすすめです。

材料
  • ・春キャベツ ……………………1個
  • ・しめじ …………………………80g
  • ・にんにく ………………………2片
  • ・ウインナー ……………………6本
  • ・パセリのみじん切り …………適量
  • 【A】
  • ・ローリエ ………………………1枚
  • ・白ワイン ………………………1/4カップ
  • ・オリーブ油 ……………………1/4カップ
  • ・塩 ………………………………小さじ1
  • ・粗びき黒こしょう ……………少々
作り方
  • @ キャベツは4つ割りにする。しめじは小房に分け、にんにくは薄切りにする。
  • A 鍋に@、ウインナーを入れ、【A】を回しかける。蓋をして火にかけ、煮立ったら弱火で30〜40分、火が通るまで蒸し煮にし、パセリを散らす。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 (21)

 その年によって多少の変動はありますが、イスラエルの四季についてご紹介します。中東地域に位置し、年中気温が高く雨が少ないイメージもあるイスラエルですが、実際は日本と同じように四季が存在します。特徴としては大きく分けて雨季と乾季があり、5〜10月頃は乾季、12月〜2月頃は雨季となります。
【春】2月〜4月頃。基本的に春はとても短く、雨期の終わりにわずかにある程度です。ぽかぽか温かく、緑と花に溢れた景色が広がります。観光にはお勧めの季節です。
【夏】5月〜8月頃。乾季にあたり雨はほぼ降りません。日差しが強くなります。海水浴などには最適のシーズンです。イースターの時期は観光地も大変賑わいます。
【秋】9月〜11月頃。秋も春と同様にとても短く、乾季の終わりにわずかにある程度です。うだるような暑さが過ぎ去ります。冬にかけて雨期が始まり、曇りや雨の日が増えます。9月にはユダヤ教の新年があります。
【冬】12月〜1月頃。雨季にあたり、1年の雨の大半はこの時期に降ります。肌寒く、コート類を着て過ごします。エルサレムなど山の上では時折雪が降ります。

 イスラエルからは今年も春の便りが届いています。特にイエス・キリストが伝道を開始した場所であるイスラエル北部のガリラヤ湖畔は、多くのイエスゆかりの聖地が風光明媚な景色の中に佇んでいます。春になれば美しい花が咲き乱れ野鳥が舞い、新約聖書の「空の鳥・野の花」の章を彷彿させます。
 このように春はイスラエルのベストシーズンともいえる時期になります。普段は茶色の砂漠・土漠地帯ですが、春には大地が緑と花のじゅうたんで覆われます。国民はこの美しい景色を観ることを一年の楽しみにしています。また、イスラエル中を散策するハイキングのイベントも各地で開催されています。
 イスラエルの春の風物詩として、一つ目は日本の桜にもよく似たアーモンドの花です。アーモンド畑に一歩足を踏み入れると、ほのかに甘い香りが広がり、情緒たっぷりの気分にひたれます。
 二つ目はアネモネ(カラニヨット)の群生です。アネモネはイスラエルで最も有名な花で、一見の価値があります。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 私たちの体の筋肉やホルモンなどの材料になるのがたんぱく質ですが、じつは、インフルエンザや感染性胃腸炎など感染症予防のためにも積極的に摂取したい栄養素です。
 たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されており、そのうちの9種類(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)は、体内で必要量を合成できないため、食事から摂取する必要があります。 これらのアミノ酸を必須アミノ酸(不可欠アミノ酸)といい、その一つでも不足すると、体の中ではたんぱく質を作ることができなくなり、肌のトラブルや低栄養だけでなく、抗体が不足し免疫力の低下につながります。
 抗体は免疫グロブリン(γーグロブリン)というたんぱく質で、生体防御に働いています。細菌やウイルスなど異物が体内に入ると、その異物にある抗原と特異的に結合する抗体を作り、異物を排除するように働きます。 私たちの体はどんな異物が侵入しても、ぴったり合う抗体を作ることができます(獲得免疫)。
 体の水分を除いた重量の半分以上がたんぱく質で、軟骨や骨・靱帯、皮膚など結合組織のコラーゲン、筋肉のミオシンとアクチン、毛髪や爪のケラチンといった生体の構築材料になります。ホルモン(ペプチドホルモンやアミノ酸誘導体ホルモン)として、生体の恒常性維持(ホメオスタシス)にも関与します。また、体液の調節因子として細胞間の水分子の流れを調節するとともに栄養素の運搬物質としても働きます。
 エネルギー源として、たんぱく質は1gあたり約4キロカロリーのエネルギーを作ります。糖質および脂質の摂取量が少ないときには、体のたんぱく質合成よりもエネルギー源としての利用が優先されます。
 1日に必要なたんぱく質は活動量やコンディションにより変化しますが、体重1kgに対して1g摂取が目安量となります。
 たんぱく質は免疫において重要な抗体だけでなく、免疫細胞の材料でもあります。感染症予防のために1年を通して不足しないように、吸収性の高い低分子コラーゲンとして毎日15gは摂取することがお勧めです。

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