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健康の輪デジタル新聞

2025年3月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

江戸時代には天下の台所と謳われ、全国から食材が集まり、食い倒れの街として知られています。シンボルの花は2つあり、写真の花の花言葉は、「初恋」です。
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最近、固い物が食べづらくなった、食事中にむせやすくなった…などを感じたら、「オーラルフレイル」のサイン。食べるだけでなく、口の機能の衰えは、日々の暮らしに様々な影響を与えます。ぜひこの機会にご自身の口の状態を意識してみてください。

 「オーラルフレイル」という言葉を知っていますか?まだあまり耳馴染みのないこのオーラルフレイルとは、オーラル(口)のフレイル(虚弱)という意味の造語です。}
 口の機能の健常な状態と機能低下の間にある状態のことを指し、例えば、最近よくむせる、食べこぼしが増えた、滑舌が悪くなったなどのちょっとした口に関する“ささいな衰え”のことをいいます。
 オーラルフレイルの根本的な原因は加齢ですが、虫歯や歯周病を放置したことによって歯の健康が失われ、軟らかいものを食べることが習慣となって噛むための筋肉を使わなくなる、そして、筋力が落ちることでさらに軟らかいものを選択するようになり、どんどん噛む力が衰えるという負の連鎖を引き起こすことも、原因の一つといわれています。
 オーラルフレイルになると、身体的フレイルやサルコペニア、要介護認定、死亡のリスクなどが高まることがわかっています。したがって、将来の健康状態を見極める重要なサインとして、オーラルフレイルを見逃さないことが大切です。
 そして何より、オーラルフレイルの一番のポイントは、適切な対処を行うことで、機能低下を改善できることです。
 虫歯や歯周病のリスクを下げるために、歯間ブラシやデンタルフロスを有効活用して口の中を清潔に保つこと、口をすぼめたり横に開いたりして唇や頬の筋肉や舌を動かすことなどを心がけることで、オーラルフレイルを改善・予防することができます。
 人生の大きな楽しみである食べることの喜びを失ったり、他者とのコミュニケーションが取りにくくなって孤独感を味わうなど、生きがいや生活の質(QOL)を下げないために、適切な口内ケアを行い、口の健康を維持していきましょう。

 春が近づき、街の木々も徐々に芽吹き始めています。ところで春先、咲いているピンクの花が梅なのか桜なのか、どちらだろうと迷ったことはありませんか?種類によっては見分けがつきにくい梅と桜。見分けるポイントは大きく2つです。

 まずは、花のつきかた。梅は枝にくっつくように咲いているのに対し、桜は枝から離れてたれ下がるように花が咲いています。そして、梅は花芽(はなめ)という、枝から花ができる節のような部分1箇所につき、1つの花が咲くのに対し、桜は1つの花芽から複数の花がつきます。漠然と距離を置いて見ているとはっきりした違いがわかりませんが、意識して観察してみると違いがはっきりして、お花見が2倍楽しめますよ。

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健康長寿をめざして

日本は世界でも長寿国といわれ、65歳以上の高齢者人口は3600万人を超え、人口の約3人に1人が65歳以上です。長生きできる人が増えることは喜ばしい反面、気になる病気がやはり認知症ではないでしょうか。なんと、65歳以上の約5人に1人が認知症という計算にもなるようです。認知症の原因はいくつかありますが、ストレスもその一つに挙げられています。

認知症の種類と原因・症状

 アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドベータやタウと呼ばれるタンパク質がゴミのように蓄積することで脳神経細胞にダメージを与えてしまう病気です。
 発症後は比較的ゆっくりと進行し、主な初期症状として、もの忘れや言語障害、判断力の低下などが挙げられます。
 脳血管型認知症は、血管疾患が原因となり、脳出血や脳梗塞といった脳卒中をきっかけに発症することが多く、血管障害が起こる脳の部位によって症状が異なります。
 脳血管に異常がない脳細胞は正常に機能するため、症状が出る時と出ない時があることから「まだら認知症」と呼ばれます。
 もの忘れ以外にも、運動麻痺や言語障害を伴うこともあります。
 レビー小体型認知症は、脳にレビー小体という異常なタンパク質が蓄積することで引き起こされる認知症です。
 レビー小体はパーキンソン病を引き起こす原因でもあり、レビー小体型認知症とパーキンソン病を合わせて「レビー小体病」と呼ばれています。
 現在のところメカニズムは判明していませんが、65歳以上の男性に多く発症する傾向があります。
 また、頭部への外傷や慢性的なストレス、うつ病などもレビー小体型認知症の発症に関連があると考えられています。
 主に、判断力や注意力が低下して会話がままならない状態と、健常な状態が交互に繰り返しながら変動する認知機能障害がみられます。また、アルツハイマーのような記憶障害はあまり見られないようです。
 前頭側頭型認知症は、人格・社会性・理性などを司る「前頭葉」、そして記憶・知識・感情などを司る「側頭葉」と呼ばれる脳の部位が萎縮を起こし、正常に脳の機能が働かなくなってしまうタイプです。
 記憶障害やもの忘れは目立ちにくいのですが、社会性が欠如して万引きや信号無視などの問題行為を起こしやすい傾向にあります。発症するのは主に50代〜60代と、比較的若い年齢でみられます。
 こうした認知症の中には、ストレスが引き金になり急激に進行してしまうものがあるのです。

ストレスによる
認知症の急激な進行

 大切な配偶者・家族との死別や生活環境の変化、人間関係のトラブルなど、過剰なストレスによって認知症が一気に進むこともあります。
 大きなストレスを受けると、脳内でストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の分泌が過剰となり、記憶を司る「海馬」に悪影響を与えます。その結果、記憶力の低下や認知機能の低下を招き、認知症の進行を早めてしまうのです。
 既に認知症の場合は、大切な約束を忘れたり、トイレの失敗が増えたりするなど、日常生活で失敗したときに家族から責められるとストレスで症状が一気に加速する原因となる場合もあります。
 過剰なストレスは、認知症の引き金になったり進行を早めたりするきっかけになるため、セロトニンなどの幸せホルモンを増やしてストレスを予防したり、脳の血流維持や脳細胞の機能維持のためにDHAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸を摂取するなど、意識して日頃の食生活の中から予防を心がけてみるのもよいのではないでしょうか。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

納豆とキムチの組み合わせは、おいしいだけでなく栄養も効率よく摂取できるおすすめのベストマッチメニュー。簡単に混ぜるだけで納豆の味わいが変わるので、マンネリ化も打開できます。

 体に良い食品と聞くと、真っ先に「納豆」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
 手頃な価格で保存性も高く、私たちの食卓に並ぶ定番アイテムの一つとして親しまれています。

 納豆は大豆を納豆菌によって発酵させる日本の伝統発酵食品ですが、「納豆を多く食べる人ほど長生きする」という研究論文がイギリスの医学誌に掲載されて以来、スーパーフードとして、海外でも人気が高まっています。
 納豆は、良質なタンパク質をはじめ、私たちが健康を維持するために不可欠な五大栄養素すべてを含んでいます。その他にも、食物繊維、レシチン、ビタミンミネラル、イソフラボンなどの多様で豊富な栄養素を含んでおり、免疫力アップ、ダイエット、美容・アンチエイジング、心の安定など、さまざまな健康効果が期待されます。
 中でも今、日本のみならず世界中から注目されているのが、納豆のネバネバ部分に含まれる成分「ナットウキナーゼ」。ナットウキナーゼには、血栓の主成分となるタンパク質を分解(溶解)する作用、またそれを予防する作用があるため、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクを軽減する効果があるといわれています。
 そんな優秀食品である納豆と一緒に食べたいのが、世界五大健康食品の一つで、同じく発酵食品である「キムチ」。納豆の納豆菌とキムチの乳酸菌、それぞれの菌が相乗効果を生み、腸内の善玉菌を活性化し、腸内環境を改善する効果があるといわれています。
 納豆キムチの作り方は、特筆するまでもありませんが、納豆1パックにキムチ 40g、お好みで万能ネギ や白ごま、胡麻油などを足して丼にしたり、豆腐に乗せたり、簡単にアレンジするとよいでしょう。
 また、納豆菌は加熱すると死んでしまうので、火を入れずに生で食べるのがおすすめです。

 迫力のある見た目も魅力の丸ごと玉ねぎのトマトスープ。味がしみ込んだ玉ねぎは甘くてとろける美味しさ。玉ねぎは竹串を挿してスッと通ったらOK。時間がない時は玉ねぎにラップをふんわりとかけ、600Wで5分ほど加熱すると時短で作ることができます。また、このスープはレシピにこだわらず冷蔵庫にある野菜を切って使えるので、エコで栄養的にも嬉しい一品です。メインのトマトは、加熱調理や油と一緒に摂取することで、リコピンが吸収しやすくなり、抗酸化作用、肥満予防、生活習慣病の予防効果があるといわれています。
 トマトスープは、美味しくて栄養満点で、トマトを食べるのに最も適した料理法です。昔からイタリアのミネストローネやスペインのガスパッチョなど世界中で愛されています。

材料
  • ・玉ねぎ ………………………………2個
  • ・じゃがいも …………………………1個
  • ・人参 …………………………………1/2本
  • ・ハーフベーコン ……………………40g
  • ・マッシュルーム ……………………30g
  • ・油 ……………………………………小さじ1
  • ・塩・こしょう ………………………各少々
  • ・粉チーズ・パセリのみじん切り 各適量
  • 【A】
  • ・カットトマト缶 ……………………200g
  • ・顆粒コンソメ ………………………小さじ2
  • ・水 ……………………………………1カップ
作り方
  • @ 玉ねぎは皮をむいて上下を少し切り落とし、根の部分に十字に切り込みを入れる。
  • A じゃがいも、人参は1cm角、マッシュルームは4つ割り、ベーコンは1cm幅に切る。
  • B 鍋に油を熱し、Aを炒める。全体に油が回ったら@、【A】を加えて煮立てる。蓋をして弱火で約40分煮、塩、こしょうで調味する。
  • C 器に盛って粉チーズとパセリを散らす。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 S

 日本では1月の第2月曜が成人の日として全国各地で式典やパーティーが開かれていますが、日本のように自治体が主催する「成人式」のような形ではありませんが、イスラエル・ユダヤ教にも成人の儀式があります。
 ユダヤ教に則った成人は、13歳になった男児がバル・ミツバ、12歳になった女児がバト・ミツバと呼ばれ、成人式そのものを指す言葉としても使われます。ミツバとはユダヤ教の戒律のことであり、ここでの「成人」という言葉は、結婚ができる、社会人として生計を立てられる、選挙権があるという意味で使われているわけではなく、神の前に戒律を守る、すなわち、自らの行いで許されることと許されないことの違いを認識し、自身の行動に責任を持てる年齢に達したという意味になります。すなわちユダヤ教の戒律を守るべき宗教上の成人がその年齢になります。ユダヤ教徒が現在のように子供が成人に達したことを祝う習慣は聖書の時代には存在しませんでしたが、キリスト教徒の中で多くのユダヤ教徒が暮らすようになった中世以降に、ヨーロッパに住むユダヤ人たちにより確立された伝統習慣として、キリスト教の影響を受けて発達したものと考えられています。日本と同じような成人という意味ではイスラエルも18歳になります。
 ユダヤ教の成人の儀式としては13歳の誕生日を迎えた男子はシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)において初めて聖書を朗読します。ユダヤ教では毎週読まなくてはならない聖書の箇所が決められていますが、自分の生まれたその週に読まれた聖書の箇所を、正式な読み方を祭司に教わり、文章を暗記して朗読します。会衆の前に一人の信者として初めて登場する晴れの舞台であり、ユダヤ教徒の一員として正式に認められる日でもあります。この儀式は単に宗教的な意味を持つだけではなく、社会的に「一人前」としての自覚が芽生え、子供から大人への成長を促す機会となります。
 近年、成人のお祝いは豪華になる傾向があり、会場もホテルのホールや結婚式場のような場所が多くなり、本来の意義から外れ商業化されているという懸念もありますが、最も大切なことは、親族、友人らが一堂に集い、子供の「成人」を心から祝福することであります。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 乾燥し血流が悪くなる時期、お肌の「かゆみ」に悩まされている人が多く、実は、かゆみには病気のサインが隠れていることがあります。
 「かゆみ」とは、「引っかきたくなるような不快な感覚」とされています。 何らかの刺激があったときに「肥満細胞」が刺激されてヒスタミンを分泌します。このヒスタミンが知覚神経を刺激することで、脳に信号が送られてかゆみを認識します。 肌は外部からの刺激に対して皮脂膜や水分により保護されていますが、冬は乾燥などで皮脂膜や角質層に傷がつき、外部要因によるかゆみが発生しやすくなっています。また、“かく”という行為で「かゆみ」→「かく」→「悪化」→「かゆみ」という負の連鎖に陥ることもあります。
 元々皮膚は「内臓を表す鏡」と表現されたりします。かゆみが保湿クリームなどで治まればいいのですが、どうしても止まらない場合は、内部要因を他に抱えていないか、例えばストレスがあるだけでも交感神経が優位になって自律神経のバランスが崩れてかゆみを起こすことがあります。
 「かゆみ」が引き起こされる病気としては次のものがあります。
【糖尿病】高血糖になると細胞が劣化して糖化し、皮膚の老化や機能低下が引き起こされます。それにより乾燥やかゆみが発生します。また、合併症で神経障害が起き自律神経に影響があると、発汗しにくくなって皮膚の表面の水分量が低下し、乾燥やかゆみが発生します。
【腎臓病】腎臓が悪くなると老廃物が血中や皮膚に蓄積してしまい、それが刺激になってかゆみを起こします。また汗腺や皮脂腺が萎縮し、汗や皮脂の分泌量が減少することで、乾燥・刺激・かゆみにつながります。
【肝臓病】肝臓が作り出す胆汁がうっ滞することで、見た目に異常が出ずに全身がかゆくなることがあります。
 乾燥する季節はあちこちからかゆみが出やすく様々な病気が陰に隠れてしまうこともあるので、たかがかゆみと侮らずに、日々の毛細血管ケアが大切です。この毛細血管ケアに欠かせない栄養成分の第1位は血管内皮細胞で作られるNO(一酸化窒素)ですから、NOサイクルの活性が重要です。

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