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健康の輪デジタル新聞

2015年2月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

チェコ人の建築家ヤン・レツル設計。大正4年、広島県物産陳列館として完成。煉瓦づくりの3階建てで、楕円のドームが載せられていました。
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どっちがどっち?細菌とウイルス

近年すっかり冬の風物詩とも言えるインフルエンザ。こうした感染症を引き起こす主な病原体はウイルスと細菌です。この目に見えない2つの病原体にはどのような違いがあるのでしょう?

細菌とウイルス

 毎年この時期になると感染力を強めるインフルエンザをはじめ、年に何度か「細菌」や「ウイルス」という言葉に出会います。でも、正直違いがよくわからない、という人も多いのではないでしょうか?
 簡単に言えば大きさと性質の違いです。細菌の大きさが1〜5μm(1μm=1mmの1000分の1)に対し、ウイルスのほとんどは300nm(1nm=1mmの100万分の1)以下とその差は歴然。また、細菌は細胞を持っているため、単細胞生物として自身で細胞分裂をして自己増殖していくことが可能です。一方、ウイルスは細胞を持っていないため単独で増殖できず、人細胞の中に入り込んで寄生し、人細胞の力を使って増殖します。
 感染症の病気になった時、一般的に思い浮かべる治療薬が「抗生物質」ですが、この抗生物質が有効なのは、自分で細胞を持っている細菌だけです。細胞を覆っている膜を壊したり、増殖を抑えたりすることで細菌をやっつけるためです。
 しかし、人細胞の中で増殖するウイルスを、人細胞を傷つけずに攻撃、撃退することはできないため“ウイルスに対する特効薬はない”というのが現状です。ある特定のウイルスについては予防接種がありますが、あくまで予防であり、絶対感染しないというものではありません。
 どちらにせよ、感染症の治療についてはその病原体が細菌かウイルスかを知り、医師と相談しながら適切に対処することが病気を長引かせないポイントです。

病原体はどっち?主な感染症

日本と中国のコラボ?意外な節分のなりたち

 もともと節分とは、季節の変わる立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを言いますが、現在は2月3日だけを暦上、節分と定めています。
 日本では昔から春の始めに神が訪れるという信仰のもと立春の前日の節分が重んじられており、その節分には米をまいて魔を払う儀式と豆の焼き具合で天候を占う豆占いが行われていました。
 そこに、中国で疫病・災難・天災など悪しきことの象徴とされる鬼(に扮装した者)を追い払う儀式が伝来し、「米をまく」「豆占い」「鬼の追放」が合体した結果、現在の豆をまく節分のスタイルになったと言われています。
 ちなみに、豆まきをする時は、玄関、部屋、キッチン、トイレ、お風呂の順にまき、「鬼は外、福は内」の掛け声は2回ずつがベスト、だそうです。

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若々しく生きよう!44 心のバランスを整えて
健康な体をつくろう!!
健康長寿をめざして

人間の精神面に大きな影響を与える神経伝達物質のセロトニン。このセロトニンはストレスを和らげ、心のバランスを整えてくれるホルモンとして知られ、特に「安らぎを与えてくれるホルモン」と言われるくらい、心や体の休息に、とても深く関係するホルモンです。

セロトニンを増やそう

 複合的なストレスを多く受けやすい現代の生活習慣の中で、セロトニンを増やすことは、心の健康にとって、特に大切な要素となります。
 今回はセロトニンが不足しやすい生活習慣と、それを予防する方法やセロトニンを増やす食事について紹介します。

胸を張り、手をよく振って歩いてみましょう。

心の病気を
起こしやすい生活習慣

 厚生労働省の報告では、うつ病などの気分障害の患者数は、現在100万人を超えていると言われています。毎日の慌ただしさの中で、知らず知らずのうちに心の健康を損なっているのかもしれません。自分を見つめなおし、健やかな精神を保つことに気を配ってみてはいかがでしょうか。ちょっとした生活習慣で、セロトニンを増やすことを心がけてみましょう。
 例えば、歩く姿勢や座る姿勢、更には運動習慣などでも、セロトニンを増やすことができると言われています。胸を張り、手をよく振って歩く人は、背中を丸めて前かがみで歩く人よりも気分がいい日を送れる確率が高く、ポジティブな事をよく覚えている傾向が強いと言われます。
 座る姿勢も、背筋をまっすぐ伸ばしているときに使う筋肉に、セロトニンが関与しているようです。立っている時も、座っている時も、歩く時も、姿勢をよくすることがセロトニンを増やすポイントになるでしょう。
 また、運動とセロトニンも深く関係していると言われています。歩いたり、軽めのジョギングなど、リズミカルな運動をすることが良いと言われますが、もっと簡単な運動があります。セロトニンは脳の縫線核(ほうせんがく)という場所で作られているようで、ここを刺激するとセロトニンを増やすことに繋がるそうです。

首をゆっくり回してみましょう

 脳の中を刺激するための1つの方法として「首回し」をすることです。首を動かすと、大量の電気信号が伝わって、脳が活性化され、セロトニンの生成・分泌を増やしてくれるようです。パソコン作業などで体が固まっている人は、ちょっとした時間を見つけて、首回しなどの動作でリラックスすると、セロトニンの分泌が良くなるでしょう。
 肩や首まわりの凝りや、目の疲れなどで頭痛を伴う事があります。セロトニンは痛みのコントロールにも関わっていると言われています。セロトニンが不足すると、血管が異常に広がり、神経に接触する事で頭痛が起こったりもするそうです。 心を落ち着かせるセロトニンを増やす成分として知られているのが、トリプトファンと言うアミノ酸が多く含まれた成分です。

トリプトファンを多く含む食品

 トリプトファンを多く含む食品の、バナナ、牛乳、卵、赤身の魚、大豆製品、ナッツ類などと共に、ビタミンB群やマグネシウムを一緒に摂ると脳内でセロトニンを作る作業を手助けしてくれます。  生活習慣と食習慣で心の健康にも気を付け、笑顔で過ごすことも大切な要素となります。

マッチ棒クイズ

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健康講座&料理
早めの対処で後遺症を防ごう

内耳には痛みを感じる神経がないため病気の発見が遅れがちです。しかし、適切な処置を行わないと難聴などの後遺症が残る可能性も。日頃から自分の体と、しっかり向き合うことが大切です。

 耳炎の中でも外耳炎はあまり馴染みのない病気ですが、この外耳炎は耳の穴から鼓膜までの外耳道のトラブルによって起こる炎症です。その原因の9割は耳掃除のし過ぎ。痒み、痛み、ひどい時には耳垂れや出血を起こしますが、ほとんどの場合過剰な耳掃除をやめるだけで、特別な治療をしなくても自然に治癒します。
 こうした外的な刺激が原因で起こる外耳炎に対して厄介なのが、耳の一番奥でトラブルを起こす内耳炎です。

もしかしたら病気の前兆?危険な口内炎をチェック!

 内耳は1円玉大ほどの小さな器官で、聴覚を担当する蝸牛(かぎゅう)と平衡感覚をつかさどる三半規管から構成されています。蝸牛にはリンパ液が入っていて、外耳、中耳から伝えられた音の振動をリンパ液の揺れで感知し電気信号に変えて脳へ伝達する役割をしています。三半規管は3つの半円形の管が組み合わさった器官で、こちらも管の中にあるリンパ液の流れによって回転感覚や体にかかる重力、加速度などを感知し、バランス感覚を保つ役割をしています。
 内耳に炎症が起こると、この2つのセンサーが正常に働かなくなり、難聴、耳が詰まったような感じ(耳閉塞感)、耳鳴り、めまいなどの症状が現れます。こうした内耳炎を引き起こす原因は細菌やウイルスによる感染ですが、単独で生じることは少なく、その多くは中耳炎を同時に生じているか中耳炎からの波及です。また稀に髄膜炎から発展して発症するケースもあり、その場合、頭痛や発熱など髄膜炎の症状も同時に伴うため、中耳炎からの内耳炎より重症化することが特徴です。
 耳の病気のなかでも、耳鳴りは多くの人が経験したことがあると思いますが、痛みがなくすぐに治まることも多いため軽視されがちです。しかし、耳鳴りがおこるということは、耳のどこかに何かしらの異常が生じているということ。
 耳の病気はとくに早期治療が大切なので、後遺症を残さないためにも少しでも違和感や異常を感じたら1週間以内に耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

大根ステーキのヘルシーそぼろあんかけ 写真 大根ステーキのヘルシーそぼろあんかけ

冬野菜の代表である大根は、ビタミン類・鉄分などを含み、ローカロリーで消化を助ける働きもあるので、ダイエットに向いています。また、豆腐の栄養をまるごと凝縮した高野豆腐は、脂肪燃焼効果が高いアミノ酸が豊富に含まれ、その他にも、脂質代謝を促進する大豆サポニンや老化を防ぐビタミンE、骨粗鬆症を予防するイソフラボンやカルシウム等が含まれ生活習慣病の予防も期待できる食品です。

材料
  • (※下準備は下記参照)………………………1/3本
  • 野豆腐(水でもどしミキサーで粗めに撹拌)……3枚
  • (石づきを切りスライス)……………………4枚
  • めじ(石づきを切り小房に)……………………1パック
  • のき(石づきを切り小房に)……………………1/2株
  • ょうが(千切り)………………………………20g
  • ネギ(白髪ネギにする)…………………………1/4本
  • ラダ油…………………………………………大さじ1
  • ………………………………………………大さじ1
  • あんかけ
  • し汁……………………………………………800cc
  • ………………………………………………120cc
  • りん……………………………………………120cc
  • …………………………………………………小さじ1
  • 溶き片栗粉……………………………………大さじ5
ワンポイント・メモ

大根は皮をむき、厚さ2cmの輪切りにし、煮くずれしないように面取りをして、両面に切り込みを入れる。鍋に大根を入れ、たっぷりの水を加え、強火にかけて煮たってきたら、中火で15分茹で、流水にあてる。

作り方
  • ライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、水気をきった大根を並べ、両面に焼き色が付くまでじっくり焼き、醤油をまわしかけ、器にのせる。
  • に出し汁を入れて沸かし、あんかけの材料と調味料、高野豆腐を加え、ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつける。
  • 根にあんかけをまわしかけ、白髪ネギを盛りつけたら完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

失敗を恐れないチャレンジャー精神
「イスラエルの経済」

経済の中心であるイスラエル最大の都市テルアビブ

 イスラエルは人口800万人程度の小さな国ですが、農業、灌漑(かんがい)、そして様々なハイテク及び電子ベンチャー産業において最先端の技術力を持ち、OECD(経済協力開発機構)に加盟する、いわゆる先進国です。
 建国から暫くは、キブツやモシャブでの共同生活と、主導的立場にあったシオニズムの影響から社会主義的な経済体制でした。建国当時は産業基盤もない上に周辺アラブ諸国との戦争状態にあるという悪条件でしたが、海外からの多額の資金援助を受けて経済を発展させてきました。これが1980年代後半に入り、ヨーロッパ諸国及びアメリカとの自由貿易地域協定などで自由主義経済へと転換し、1990年代の加速度的な経済成長をもたらしました。
 中でも特筆すべきはダイヤモンド産業で、イスラエル経済を語る上で重要な位置を占めています。イスラエルはダイヤモンドの流通拠点として世界的に有名で、研磨ダイヤの輸出額はイスラエルの総輸出額のうち約4分の1を占めています。イスラエルはダイヤモンド産業を政府主導で基幹産業へと発展させてきました。
 中東という地域柄、イスラエル国内でも有機鉱物の亜炭、原油、天然ガスを産出するものの、産出量は国内需要の1%未満と、ごく微量にすぎません。それゆえ外貨を獲得すべく国を挙げてベンチャー企業を応援してきました。その結果ハイテク産業を中心とした多くの会社を生む土壌が出来上がったのです。
 現在、イスラエルは中東のシリコンバレーとも呼ばれ、インテルやマイクロソフトなどの世界的な有名企業の研究所が軒を連ねています。毎年多くのベンチャー企業が誕生することで知られるイスラエル。これには失敗を恐れない起業家精神に富んだ国民性が影響していると考えられています。

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Wha's栄養成分?体内バランスを整えよう 36 イソフラボン

 イソフラボンは抗酸化物質のポリフェノールの一種で、主に大豆などのマメ科の植物に多く含まれています。
 女性ホルモンに似た作用があることから、イソフラボンは、女性らしい体を作る手助けをしてくれる成分です。特に更年期には、女性ホルモンが低下することで、骨粗鬆症を起こす確率が高くなります。イソフラボンを補うことで、ホルモン量を安定させ、更年期障害や、骨粗鬆症を軽減させる効果があります。
 このように、イソフラボンは女性ホルモンの欠乏を補うと同時に、ホルモンの分泌過剰を抑える効果もあるので、女性ホルモンの過剰が原因とされる乳がんの予防にも役立ちます。
 また、乳がんと同じようにホルモンが関係する前立腺がんの予防にも有効とされています。前立腺がんは、男性ホルモンの過剰な分泌が原因で引き起こされるため、女性ホルモンの働きに近いイソフラボンを摂取することで男性ホルモンを抑え、前立腺がんの予防効果が期待できます。
 その他、抗酸化作用もあることから、老化や他のガンに対しても予防効果が期待されています。更に、血液中の悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールを増やす効果があり、生活習慣病や動脈硬化の予防に役立ちます。
 通常、イソフラボンはまわりに糖が結合した、吸収されにくい「グリコシド型」で存在しますが、摂取すると腸内細菌等の作用により、糖が外れた「アグリコン型」になることで吸収されやすくなります。
 普段の食生活で最も手軽にイソフラボンが摂取しやすい食材は、大豆食品です。イソフラボンの摂取量の目安は1日あたり50mgとされています。食品で補う場合、豆腐なら半丁、納豆なら1パック、きな粉なら20gが目安となります。
 欧米に比べて大豆食品を特に多く摂取する習慣のある日本人に、骨粗鬆症や更年期障害などの発生率が低いという調査結果も報告されています。
 特に女性にとって嬉しい効果が期待できるイソフラボン。毎日の食事から適量摂取することを心掛け、健康で健やかな体づくりに役立てましょう。

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