クロスタニン・ドナリエラの日健総本社ホームページ

健康の輪デジタル新聞

2015年1月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

日本最後の秘境とも言われ、大自然の営みは訪れた人の心を打ちます。冬になると、世界で最も南端に接岸する流氷も有名です。
答えはこちら

原因不明の不調は隠れアレルギーかも

あるデータによると、10人中8人に何らかの陽性反応が出たという「遅発型フードアレルギー(隠れアレルギー)」。あまり聞き慣れないこのアレルギーとは一体?

好物ほどアレルゲンになりやすい!?

 食物アレルギーと言えば、卵やそばなどの特定の食物が原因で痒みやじんましんなどが出る「即時型フードアレルギー」が一般的に知られていますが、この即時型とは異なりすぐに症状が出ない「遅発型フードアレルギー(隠れアレルギー)」があることをご存じですか?
 遅発型フードアレルギーは、食後6時間〜数日後に体内に炎症が起こるため、アレルゲンである食べ物に気づかず食べ続けてしまうことで細胞が慢性炎症となり、さまざまな症状を引き起こします。しかも、肌荒れ、めまい、全身倦怠感、無気力、イライラ…など症状が多彩な上、私たちが一般的に考えるアレルギー症状とは結びつきにくいものが多いため、なかなかアレルギーだと認識しづらいのが特徴です。
 また、遅発型の場合、好物や体にいいと思って毎日食べているものほど、その食物がアレルゲンになりやすいと言われています。それは、コップに注ぎ続けた水が容量を超えて溢れてしまうのと同じで、同じ食品を摂取し続けると消化管でその食品に対する分解能力が限界を超えてしまい、アレルゲンとなってしまうのです(必然ではない)。
 このように、遅発型フードアレルギーは認知が難しいため、原因不明の不調を抱えた方は一度、アレルギー検査を受けることをおすすめします。アレルゲンが見つかった場合は、3〜6ヶ月の治療で症状が改善し、またその食品を摂取できるようになることもあります。

フードアレルギー「即時型」と「遅発型」の違い

伝統を少し交えて自分流正月を楽しむ

 年の瀬が近づいてきました。新年元日は一年で一番気が引き締まるものです。普段、伝統や文化と無関係でも、門松やしめ縄、鏡餅などを準備する家庭も多いことでしょう。
 その昔、江戸時代の年越しは庶民だけの行事だったそうです。大みそかの夜はみな寝ず、年越しそばを食べ、除夜の鐘をつき、初日の出を拝む。そして、元日はひたすら寝て二日から正月行事をしました。
 年頭最初の大事な行事は「若水迎え」。できるだけ遠くで汲んできた水(若水)で口をゆすいだり、お茶や料理に使うことで一年の邪気を払ったそうです。
 現代ではさすがに水を汲みに行くことはしませんが、私も来年の元日は蛇口に輪飾りを作り、その一番水で顔を洗い、お茶を沸かし、“現代版若水迎え”として神聖な気分に浸ってみようと思います。

▲ページトップへ

若々しく生きよう!31 抗酸化作用が強い食材でアンチエイジング対策!
健康長寿をめざして

一般的に気温が下がると血圧は上昇しやすくなります。冬期は朝晩の冷え込みと、日中の温度差の影響で血圧の上昇下降が急になるため、血管への負担も大きくなりやすく、冷え込んだ時や、入浴前後の冷えを感じる時には、血管が収縮し血圧が急に上昇することがあるので、日頃から血圧が高めの人は注意が必要です。

高血圧の原因

 高血圧は自覚症状が殆どないので、気付かずに過ごしていることが多く見られます。また、血圧は加齢と共に上昇しやすいので、高齢者の病気というイメージがあるかも知れませんが、最近は30代〜40代でも高血圧の人が増えているようです。
 特に女性は、女性ホルモンが血圧を調節してくれるため、閉経前は血圧が正常でも、閉経後に上昇する人が多く見られるようです。閉経後、女性ホルモンの変化によって血圧が不安定になりやすく、40代では予備軍も含めると4人に1人(28%)、50代になると2人に1人(49%)の割合で高血圧の人が増加しています。

生活習慣の乱れを見直して正常な血圧を維持しよう!

 女性ホルモンのエストロゲンには血管を拡張させる働きがあり、若い頃は血圧が低いのですが、40代に入ってエストロゲンが減り始めると、血圧をコントロールするホルモンが異常をきたし血圧も次第に上昇しやすくなります。特に、エストロゲンの激減する更年期には血圧が上昇下降を繰り返す乱高下状態になることも珍しくなく、女性は更年期前からじわじわ上昇するタイプと更年期後に急に上昇するタイプがあります。
 男性は女性よりも早く高血圧になりやすいと言われています。これは食生活やストレスによる生体ホルモンのバランスの変化が深く関わっているようです。
 食生活において食べ過ぎによる肥満や、内臓脂肪の増加は血圧を上げる原因となります。肥満になると全身の末梢神経が圧迫され血圧は上がります。さらに、肥満は血液量も増加するため血圧は高くならざるを得ません。
 また、ストレスも大きな原因となります。30代〜40代の人は、特にストレスが多い年代でもあり、このストレスが血圧を上昇させてしまいます。「職場高血圧」というように仕事でのストレスが大きく影響しています。ストレッチや深呼吸などでストレスを軽減することを心がけましょう。
 高血圧は血管が硬くなり、血管の柔軟性が失われるため動脈硬化になりやすいと言われています。したがって、50代〜60代で脳血管障害や心筋梗塞の心配が高まります。

生活習慣の乱れを見直して正常な血圧を維持しよう!2

食べて予防!! 高血圧

 高血圧の予防で第一に大切なのは塩分を控えることです。天然のだしを生かしたり、酢や柑橘類などの酸味を利用したり、ハーブや香辛料で味付けして塩分を控えた味に慣れることから始めましょう。
 食材としては、イワシ・サバ・サンマなど「背の青い魚」にはDHA・EPAといった成分が豊富に含まれており、血流を良くして動脈硬化を予防したり、中性脂肪を低下させる働きがあります。また、イワシにはカリウムやカルシウム等が含まれていて、これらの成分も血圧を下げる働きを持つ栄養素です。塩分を体の外に出す働きのあるカリウムは野菜やきのこ類、果物などにも多く含まれています。
 また、ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ、青菜などの緑黄色野菜は天然のβ-カロチンが豊富で、血管の老化を予防し、柔軟性を高める働きがあります。血管に柔軟性があれば血液の流れが良くなり、強い圧力がかかっても血管が破れにくくなります。また、β-カロチンは、オリーブ油などの油と一緒に料理することで吸収が高まります。食生活にうまく取り入れて、高血圧を予防しましょう。

マッチ棒クイズ

▲ページトップへ

健康講座&料理
なんだか聞こえにくいな・・・それ、大人の中耳炎かも

「最近、人の声が聞き取りづらい」「家族との会話を聞き逃す」などの経験はありませんか?もしかしたらそれは大人の中耳炎≠ゥもしれません。適切な治療で聴力は回復します。

 中耳炎は鼻と耳をつなぐ耳管(じかん)と言われる通路に細菌やウイルスが侵入し、中耳で炎症を起こす病気です。
 中耳炎には、激しい痛みや耳漏(みみだれ)、発熱、難聴などの症状を伴う「急性中耳炎」と、その急性中耳炎を何度も繰り返す「慢性中耳炎」、さらに、中耳に滲出液が溜まる「滲出性中耳炎」の3つに分けられます。

もしかしたら病気の前兆?危険な口内炎をチェック!

 前者2つは一般的に子供がかかりやすい病気ですが、滲出性中耳炎は大人の中耳炎とも言われ、特に50歳以上から急増する病気です。その原因は、加齢による耳管の働きの低下。中耳の気圧とまわりの気圧を合わせる働きをする耳管の働きが悪くなると、気圧のコントロールが十分できなくなり、中耳の気圧がだんだん低くなってしまいます。すると、鼓膜はわずかにくぼんだ状態になり、その状態が続くと中耳に滲出液が染み出してきます。そして、その液体が中耳に溜まった結果、難聴や高地へ行った時のような耳閉感(耳がつまった感じ)、耳鳴り、自分の声が耳に響くなどの症状を引き起こします。
 治療法としては、小さく鼓膜を切開して滲出液を排出させる(鼓膜は再生されます)ことが一般的で、施術後は劇的に症状が改善します。しかし、滲出性中耳炎の場合、痛みがないため、単に加齢によって耳が遠くなったと勘違いして気づかないケースも少なくありません。本当は治る病気であることに気づかず補聴器をつけていた人が、滲出性中耳炎の治療をしたら補聴器が不要になったという話もあるほど。
 したがって、「50歳を過ぎて耳が遠くなった」「頭を傾けると聞きにくくなる」などと感じたら、年齢のせいと自己判断せず、耳鼻咽喉科で正確に診断してもらうことが大切です。また、日頃から鼻は強くかまず左右別々にそっとかむ、鼻水はすすらない、など鼻の中を清潔に保つよう心掛けることも予防策として効果的でしょう。

カブとしじみのトマトスープ 写真 カブとしじみのトマトスープ

しじみは昔から肝臓に良いと言われています。しじみに含まれるオルニチンと呼ばれる遊離アミノ酸が体内でアンモニアの解毒などに役立ち、肝臓の働きを助け疲労回復に効果があります。その他、アラニン、メチオニンと言ったアミノ酸や、ビタミンB12も豊富に含まれ、肝機能を高めます。また、カブには、消化を助けるジアスターゼが含まれているので、飲み過ぎ食べ過ぎが気になるこの時期におすすめのスープです。

材料
  • じみ(冷水で洗う)……………………120g
  • わかめ……………………………………80g
  • ブ(皮をむき、くし切りに)…………2個
  • ねぎ(うす切りにする)………………1/2個
  • ャベツ(ざく切りにする)……………1/4玉
  • ょうが(長さ1cmの千切りにする)20g
  • リーブオイル……………………………大さじ1
  • イストマト缶……………………………1缶
  • ンソメスープ……………………………1000cc
  • ……………………………………………少々
  • しょう……………………………………少々
作り方
  • にオリーブオイルを入れ火にかけ、しょうが、ダイストマト缶を加え軽く炒める。
  • @にコンソメスープを加え中火で温め、カブ、玉ねぎを入れて弱火で10〜13分煮込む。
  • ャベツを入れ、塩、こしょうで味を整える。
    しじみとわかめを加え、しじみが開くまで火を通す。
  • に盛り付けてできあがり。
ワンポイント・メモ

生でも煮てもおいしいカブですが、栄養素が高いのは実より葉。ぜひ、捨てずに煮物や炒め物の彩りに使いましょう。(保存する場合は、塩ゆでし、水分を絞ってから冷凍)

今月のクイズの答え

▲ページトップへ

魅惑の国 イスラエルを知る

人間の尊厳と自由が基本
「イスラエルの政治」

イスラエルの行政の中心クネセット(国会議事堂)

 イスラエルの政治は行政、司法、立法と国家元首の大統領からなります。議会制民主主義を採用し、行政府(政府)は、立法府(クネセット=国会)の信任を受け、司法府(裁判所)は法により完全な独立が保証されており、三権分立の原則が厳しく守られています。選挙権は18歳以上に与えられ、被選挙権は21歳以上に与えられています。選挙投票日は休日となり、入院中の人や受刑者にも投票権が与えられ、投票率は通常8割から9割にも達し、国民の政治に対する関心の深さが伺えます。
 イスラエルは建国宣言で「ユダヤ人の国家」と規定されており、ユダヤ人の定義は「帰還法」により「ユダヤ教徒もしくはユダヤ人の母親から生まれたもの」と定義しています。同時にアラブ人の市民権なども認めており、ユダヤ人「のみ」の国家というわけではありません。ユダヤ教の教義に基づく安息日の労働を禁ずる法が存在し、教育に関する法ではユダヤ教文化を重視することが盛り込まれています。
 イスラエルの国会は一院制、議員定数は120名で比例代表により政党名簿順に議員が選出され、任期は4年です。なお、任期を待たずに解散して、新たに総選挙になる場合もあります。イスラエルの政府は伝統的に複数の政党による連立政権により運営されてきました。首相は日本と同様、国会で選出されます。
 大統領は党派を越えた国家統合の象徴です。任務は儀式的性格が強く、新国会の開会宣言、外国大使の信任状受理などです。大統領は国会の投票で決定され、任期は7年となっており、再選は禁止されています。
 司法は立法、行政から完全に独立しており、裁判官は指名委員会の推薦により大統領が任命します。裁判官の任期は無期限で70歳になると退任となります。

▲ページトップへ

Wha's栄養成分?体内バランスを整えよう 35 ポリフェノール

「フランス人はチーズやバターといった乳脂肪、肉類、フォアグラなどの動物性脂肪を大量に摂取しているにもかかわらず、心疾患の死亡率が低いのは赤ワインのおかげである」という学説が1990年代に発表され注目を集めました。この学説は日常的に飲んでいる赤ワインに豊富に含まれる「ポリフェノール」を摂取すると、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用が向上するというもので、世界中で赤ワインブームとなりました。白ワインの消費量のほうが多かった日本でも、赤ワインブーム、健康ブームを巻き起こすきっかけとなりました。
 ポリフェノールと言えば、まず多くの人が赤ワインを思い浮かべますが、実はポリフェノールには5000以上の種類があり、多くの植物が光合成の際に作る色素や苦み、渋み、灰汁(アク)の成分のことを言います。植物に対しても細胞の生成、活性化、分裂を助ける、外部からの有害物を無毒化するなどの働きがあるので、植物自体を守るのにも必要な成分となっています。植物中のポリフェノールは、表皮や種子に多く含まれています。そのため、たとえば赤ワインには多く含まれていても、ブドウの果皮を取り除いて作られる白ワインにはあまり含まれていないのです。
 ポリフェノールには、活性酸素やフリーラジカルといった有害物質を捕らえて、安定した無害な物質に変える強力な抗酸化作用があるため、体内の酸化を防止することでがんや動脈硬化の予防が期待できます。また、脂肪燃焼を促進する効果、血栓を予防して血液をサラサラにする効果、血管を守る作用、血流を改善する作用など、さまざまなアンチエイジング効果があることが分かっています。
 ポリフェノールは熱に強く、壊れにくい性質がありますが、非常に酸化しやすく、空気にさらされると減少してしまうので、調理後はできるだけ早く食べるようにしましょう。また、ポリフェノールは吸収されやすいため、摂取してから短時間で効果が出始めますが効果は長時間持続せず、体内に蓄積もされないので、毎日継続して摂取することが効果的でしょう。

日健総本社へのお問い合わせはフリーダイヤル0120-130501

Copyright (C) NIKKEN SOHONSHA CORPORATION All Rights Reserved.

株式会社日健総本社