食生活が充実している今、より良い人生を送るためにどんなことができるだろうか。機能性食品に期待できることは何かを考えてみた。
私たちが口にしている食べ物には、体に役立つ三つの機能を持っていることが提唱されている。一つは栄養となって体を健康にしてくれること、二つ目はおいしさを人に与え、楽しみや嬉しさを持たせてくれること、三つ目は病気を予防してくれることだ。
昔に比べて、今は栄養やおいしさは充分に満たされるようになってきた。しかし、近年は生活習慣病の問題が出てきており、特に、食品による「病気予防」に関して目が向けられるようになってきた。
もともと人の体に備わっている生体機能や免疫機能を生体調節と言うが、生体調節を強化する目的でつくられる「機能性食品」が増加していることからも、病気予防への注目度が高まっていることが分かる。
その中で、ある種の保健効果が認められ、一定の条件を満たした食品は「保健機能食品」と称されている(現在は消費者庁が制度の担当)。さらに、保健機能食品は特定の保健の目的で摂取し、その目的が期待できる旨の表示ができる「特定保健用食品」と、身体に必要な栄養成分の補助・補完を目的とした「栄養機能食品」に分類されている。
特定保健用食品の表示例としては「お腹の調子を整える」、「コレステロールが高めの方へ」など、具体的な症状が書かれており、きめ細やかな選択ができるようになっている。
長寿社会になった現在、老後のQOL(生活の質)を高められるかが求められている。健康であることもその一つ。そこで、規則正しい食生活をベースに機能性食品をプラスしてみることで、実現に近づけることが期待できるのではないだろうか。
機能性食品の開発は、肥満、高コレステロール、高血圧、高血糖といった生活習慣病に関する内容が中心になっており、アレルギーやがんへの展開も進められている。一般の人たちからの関心が強い分野での研究が行われてきた中で、先述した食品が持つ三つの機能も解明されてきた。
健康を重要視する人が増加している現在、科学的に立証された機能性食品の需要は、さらに高まっていくだろう。そのためにも、安全性の審査基準の見直しや情報公開の促進などが望まれていくはずだ。
現在、メーカー等が個々で行っている研究・開発を、国全体のプロジェクトとして研究を行っていけば、日本の機能性食品は世界レベルに達することができるだろうと言われている。今後、より安全で、利用しやすい機能性食品がますます増えていくだろう。
『若さを保つには、成長しつづけることである。あなたが年寄りになっていくのではない。伸びていかないために年寄りになるのである』
W・A・ピーターソン(アメリカの作家)「生き方の技術」実務教育出版より
暑い夜、なかなか眠りにつけなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまうなど睡眠不足になる人も多いのではないでしょうか。睡眠不足は老化の要因です。こんな時のためにも、ぐっすり眠って体調を整える習慣や方法を身につけたいものです。
子供は眠る時に体温が上がって温かくなります。体温が上がるとリラックスすることが出来るといわれ、その後は体温がゆっくりと下がるに従って、良い眠りに入ることが出来ます。
また体温を上げるということからお風呂で温まることも大切ですが、もっと効率よく眠りを誘うために、食後から1時間ほど経過した頃に軽い運動をすると良いようです。
例えば軽いウォーキングやストレッチ体操など、適度に心地よく体を動かすことで体を温めておくと、その後は自然とリラックス状態に入り、ぐっすり眠ることが出来るようです。
良い睡眠をとるためには、自分に合った環境を整えることも大切です。例えば、寝室のインテリアなどは落ち着いてリラックス出来る雰囲気を保つことも大切ですが、中でも「枕」に関しては個人差が大きく、快眠との関係がとても深いようです。枕は、ほとんどの人が使っていると思いますが、快眠のための枕選びをお薦めします。
枕が高過ぎる場合、後頭部は上がり顎が下がります。そのため首の後ろは常に引っ張られたようになり、寝ている間は緊張状態が続き血流が悪くなり、肩こりや腰痛・頭痛の原因になります。
また枕が低過ぎる場合、頸椎を支えられなくなり後ろが縮んだ状態が続き、寝違えや肩こりの原因にもなります。 そこで枕を選ぶ条件として大切なのは頭の位置です。高過ぎず低過ぎず、ちょうどいいのは仰向けに寝た時に立っている姿勢と同じ位置に頭がくることです。人それぞれ姿勢は異なりますが、自分に合った姿勢かどうかを家族の方に見てもらって確認すると良いでしょう。また、寝返りをする時に抵抗や違和感が無いことも大切なポイントです。
朝起きた時の目覚めの良さと、寝ている時の姿勢には大きな関係があります。
快眠には、自分に合った最もリラックス出来る睡眠の姿勢が一番良いのですが、いつも仰向けに寝ていてイビキをかく人は、舌の根元が重力によって喉に落ち込むことが原因なため、横向きに寝ることをお勧めします。また仰向けに寝ると、背中の近くを通っている太い血管が内臓によって圧迫され血流が悪くなることもあるようです。
一般的に脊椎動物は、うつぶせに寝るのが自然であるといわれます。介護の現場では、「伏臥位療法(ふくがいりょうほう)」として認知症の患者さんに行ったところ、75%の人に何らかの改善が見られ、身の回りのことが出来なかった86人のうち18人が訪問指導などの支援があれば、一人暮らしをすることも可能になったそうです。
うつぶせ寝は、顔のむくみが心配な方もいらっしゃいますので日頃から代謝を良くし、むくみ予防にも努めるようにしましょう。
寝不足は体調不良だけでなく、精神的にも疲労します。心も体も若々しく保つには、適度な睡眠が必要です。
実際に睡眠時間と死亡率を調べた研究によりますと、6.5時間?7.4時間睡眠している人の死亡率が最も低いことが報告されました。
睡眠はその深さと特徴によって「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」に分類され、人はこれを交互に繰り返す睡眠サイクルを守っています。レム睡眠は浅い眠りで主に体を休め、ノンレム睡眠は脳が休息状態にある深い眠りをいいます。また時間的な割合は体が2時間、脳が5時間といわれます。
毎日の睡眠時間を見直してみましょう。
参考資料/100歳までボケず元気に生きる101の法則
成人の体の60〜65%が水からできており、絶えず、体の中に取り入れたり、排出したりしています。私たちの体に必要な水の大切さを改めて感じ、健康的な飲み方を考えてみませんか。
ヒトは母親の体内にいる時、羊水の中で育ちます。生まれたばかりの胎児の体重の約90%は水、水分量は成人になるにつれて減っていき、老人では50〜55%ほどになり、ヒトは水と共に命を育んでいます。
水分の約3分の2は細胞内に存在し、残りは細胞間液と血液にあります。成人になるにつれて水分量が減るのは、その分、脂肪が増えるため。高齢者になって減少するのは細胞内の水分が低下する老化現象です。
もし、脱水症状を起こすと生命に危険を伴います。体重のたった約2%の水分が失われただけでも、口やのどの乾きが出てきます。10%の減少で筋肉けいれんが起きて血液循環が悪くなり、意識が無くなります。
私たちは、水無しでは生きていくことができないのです。遭難しても、水さえあれば2〜3週間は生き延びることができると言われています。胎児も羊水を飲んで、排尿していると言われており、この世に生を受けてからずっと、水を飲み続けていることになるのです。
具体的な水の働きを考えましょう。
◆血液と一緒に流れ、栄養や老廃物を運んでいる
体中を隅々まで巡る血液の半分以上は「血漿(けっしょう)」という液体が占めています。この血漿のほとんどの成分が水です。体に栄養を運び、不要になった老廃物を回収する働きをしています。
◆腎臓の働きを助ける
体を流れる血液は全て腎臓に運ばれ、老廃物を取り除いてきれいになります。この時、血液は水とともにろ過されて、老廃物と必要な成分とに分けられます。
水分は老廃物とともに尿になって膀胱へ運ばれるものと、必要な成分を吸収して再び血液に戻るものに分けられます。
ちなみに、体内の水分量を調節している部分は腎臓。脱水症状がひどくなると腎不全を起こします。
◆体温を調節する
体温が上昇すると、体の機能が低下してしまうため、汗をかくことで体温を調節しています。汗の成分はほとんどが水。皮膚から汗が蒸発する時に熱を奪う「気化熱」を利用して、体温の上昇を防いでいます。
スーパーやコンビニエンスストアに並んでいるミネラルウォーターを見ると、実に多くの銘柄があることが分かります。国内で流通している銘柄は1,000にも上るとか。
その中でも大きく種類を「軟水」と「硬水」に分けることができます。硬度が基準になっており、カルシウム濃度とマグネシウム濃度が高ければ硬水、低ければ軟水とされています。
日本の水は軟水がほとんどで、水道水も軟水です。硬水になるのは地下の岩石から時間をかけて溶け出した水で、ヨーロッパ大陸産のミネラルウォーターには硬水が多くなっています。
日本人になじみ深い軟水はお茶や和風料理に適しています。クセがないので、飲みやすい、との声も聞かれます。ミネラルが多く含まれている硬水は汗をたくさんかいた後や、スポーツやエクササイズ後に適しています。
熱中症対策としても水分補給の大切さが叫ばれていますが、暑い季節だけでなく、日常生活の習慣として、水分補給を意識しておきましょう。
ヒトが排出する水分量は1日約2.3リットルと言われています。尿や便としてが最も多く、汗から、また目に見えない状態で呼吸や皮膚からも失われていきます。
そのため、失った水分量を補給し、バランスを保つことが必要です。水分は食べ物からも補給されますが、1リットル以上は「飲料水」として補給することになります。
一度に大量の水分を飲むのではなく、コップ1杯ほどの水をこまめに何回かに分けて飲むことが望ましいでしょう。朝起きた時、スポーツや体を動かす時、入浴時、就寝前といったタイミングで補給しましょう。
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「シソと生姜の煎じ汁」発熱や悪寒には、発汗を促進する生姜がお薦め。また青シソには抗酸化作用があると言われ、他にも解毒・消炎作用などもあるそうです。
(作り方)
@生姜は薄切り、シソは4等分にちぎる。
A 鍋に水と生姜とシソを入れ、水が半分になるまで煎じ、汁をこして出来上がり。
エアコンによる冷え過ぎは節電対策や省エネだけではなく風邪をひいたり、体の健康にとっても良くありません。涼しく感じる温度には地域(環境)や個人差はもちろんありますが、本当に室温28℃設定が最適なのでしょうか?諸説ありますが、そのひとつをご紹介します。
私達の体には温度を感知する機能が脳と皮膚表面にあり、皮膚(皮膚温)は外気温(環境温)の急激な変化に対応し、脳(脳温)は体の芯=深部温に対応します。皮膚温から受けた発汗指令は、急激な環境温の変化に対応するため素早く出る一方、脳温からは安定・恒常的に体温を一定にするためじっくり出る傾向があります。ある報告によれば皮膚温が33℃以下になると発汗が抑えられ、この時の環境温度を測ると約28℃でした。つまり環境温が28℃以下であれば発汗作用が減少し、快適に感じるということです。
しかし、28℃を暑いと感じる人もいると思いますが、それには湿度が関係しています。日本は高温多湿ということもあり、温度だけを調節しても実際は暑いと感じることが多いようです。また、日差しが強く暑い日でも、木陰で爽やかな風が吹いた時には涼しく感じます。温度、湿度、そして空気の流れ(風)、この3つが涼しさのポイントです。
体の一部を冷やすことで体温が低下し、清涼感を得ることができます。特に皮膚の近くに大きな動脈が通っている部分をタオルで巻いた保冷剤などで冷やすと、冷やされた血液が全身を回り体温を低下させてくれます。
首回りは、脳へ行く頸動脈が通っているため冷やすと脳温を低下させてくれます。また脳温が低くなるため、涼しい感覚も得られます。ただし首の横や後頭部には肩こりの原因となる筋肉があるので、あまり冷やし過ぎると血管が収縮して肩こりを悪化させるので注意しましょう。
その他にも冷やすと効果的な場所としては脇の下、股の間、手首などがあげられ、このような局所冷却法は、熱中症のときの応急処置としても応用できます。
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大切なご家族の健康管理に『風っ子くらぶ』を是非お役立てください。
参考/総合情報サイトAll About「医者泣かせの難病?!夏風邪対策」
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