新年度の切り変わりで、ストレスもたまりがちになる春だが、暖かくなることで冬に受けた環境ストレスも和らぐ季節。この時期に気をつけたい体調の変化や健康管理へのヒントをご紹介します。
寒かった冬から徐々に暖かくなり、草木、動物も活動的になってくる春。冬眠していた熊が苦みのある春の山菜を食べて栄養を補給し、目を覚ますと言われているように、私たちも春から活力をもらうことができる。
冬の運動不足を補うためにも、散歩に適した季節になってくる。暖かい気候はもちろん、桜など、外へ出るきっかけを春はたくさん作ってくれている。また、若葉から発散される芳香性物質は、体に有益な作用を与えてくれるという研究も発表されているため、自然の中へ身を置いて元気になるのも良いだろう。;
ただし、スギやヒノキの花粉の飛散が活発化するのも春。飛散量は近年、増加傾向にあるが、今年は飛散量が少なかった昨年に比べると、10倍になる地域もあると言われている。花粉を吸い込まないセルフケアで、快適な春を過ごそう。
徐々に暖かくなると言っても、しばらくは寒さと暖かさが混在する日が続く。気温の変化に適応するためには皮膚の訓練がポイントに。冷水摩擦や乾布摩擦などの方法があるので試して欲しい。
また、風邪やインフルエンザとは異なる細菌やウイルスが活動を始める季節になるため、皮膚の清潔にも気をつけよう。乾燥しやすい冬に引き続き、お風呂で体を洗う時は優しく、石鹸の泡で汚れを落とすと良い。
昼間は暖かくなることが多いので、体温を調節できる支度で出かけよう。厚着は活動を妨げたり、暑い時に汗をかいて夕方、涼しくなった時に冷えたりするので、できれば、代謝能力を高める薄着で出かけることをお勧めする。
暖かくなると、寒さの刺激によって大脳が受けていたストレスを解放してくれる。そのため、規則正しい生活に軌道修正するきっかけにもなりやすい。慣れない新生活による心身の疲労の解消にも、今のうちに、生活習慣を見直しておきたい。
気候が安定したら、時折、良いストレスを与えてホルモンや各器官の機能を高めていこう。春の気候をうまくコントロールして、健康を維持していきたい。
脳は重さ1,400グラム足らずの組織の塊ですが、実際には比類なき器官です。脳は生きていくために絶対に必要であり、これ無しでは心臓の働き、呼吸、消化などといった生命活動を支える機能が停止してしまいます。
『昨日の晩ごはんは、何を食べましたか…?一番最近、観た映画は何ですか?主人公の名前は…?』。
人は脳があることで感動し、決心し、行動ができます。人生を経験から学び、言葉を話し、抽象的なことを考えたりするのも脳があってのことです。つまりは、脳があるから人間なのです。
近頃、よく「脳科学」という言葉をテレビや書籍などで目や耳にしたりしませんか。最近では脳の研究も進み、色々なことが解ってきたのですが、物忘れを防ぐことに加え、いかにしっかりと記憶をさせるかが脳科学によって解明されています。
試験前、勉強量や効率を上げて普段よりも脳を使い、多くのことを一度に記憶しようとしますが、一時に無理せず、普段の生活の中から応用できる記憶術をご紹介します。
人の脳波は、アルファ波、ベータ波、シータ波、デルタ波、ガンマ波に分けられ、その中でもシータ波は、脳内の記憶中枢と呼ばれる海馬の記憶に適しています。この脳波は海馬周辺から出ているのですが、これは新しいことに興味を持つと多く出され、それが海馬の神経細胞を活性化させると言われています。このことをうまく活用すると、とても効率よく記憶を行うことが出来るかもしれません。
ポイントは「興味を持つ」「興味を持たせる」ことです。学習する時、嫌々では効率も悪く、覚えるのにも時間を要します。しかし、視点や発想を変えて捉え方を工夫し、いかに興味を持てるかによって記憶力も大きく伸びます。やる気が低下している子供に対して、「これ、面白そうだね」などと声を掛けることも、自然に興味を持たせる一つの方法かもしれません。
ストレスが記憶に悪影響を及ぼすことは、以前にも記事にしましたが、やはり記憶力を上げるためには余裕を持つことが大切です。「明日までにこれを必ず覚えなきゃ!」と焦ってしまうと、本来の記憶力を発揮できないことがよくあります。
そこで余裕を持つ意味でも、物事をそのまま丸暗記するのではなく、イメージ化することがポイントです。科学の元素記号や、歴史の年表を記憶するのにゴロ合わせをするのも同じことです。
例えば買い物に行く前、買う物を「あれと、これと…」と必死に覚えても、いざ買い物先で何を買うのか思い出せなかったり、うっかり忘れて帰ってきてしまったという経験はないでしょうか。そんな時は、ニンジンを「ニンジン」と覚えるのではなく、ニンジンを手に取ってカゴに入れるイメージをしたり、「イチゴ」と覚えず、イチゴ狩りに行ってお腹いっぱいイチゴを食べたいなぁ…とイメージすると記憶が強固になるようです。
時間に追われ、その物だけを覚えるのではなく、エピソードを記憶として覚えることがコツのようです。
何やら難しい名前のグラフの様ですが、記憶した内容が時間と共に、どの程度残っているかを調査した結果のデータのことです。これによると、機械的に記憶した内容は、4時間を過ぎると大部分が失われるそうです。
この調査結果をもとに効率の面から言うと、試験前は一夜漬けよりも朝早起きをして覚え込む方が良いようです。また、その時は無理をしてたくさん覚え込むのではなく、ポイントを絞って覚えるとより効果的なようです。
そして時間に余裕があれば、今日やったことを1週間後に、また更に3週間後に再度復習するなど、繰り返し復習して覚えることで、しっかりとした記憶が形成されます。自動車の運転や一日の生活リズム、歯磨きやリモコンの操作方法など、毎日の繰り返しの中で習慣化し、強固な記憶に繋がります。
参考資料/All About
新年度を迎え、新たな気持ちになったところで自分の体の健康についても考えてみませんか。検診の結果は今後の健康管理に役立てましょう。
私たちは健康に過ごしているようでいても、自分で気がつかないところで病気になっていた、ということが少なくありません。例えば、生活習慣病は自覚症状が出なくても、長い年月をかけてじわじわと体の中で進行します。突然、心筋梗塞や脳梗塞を起こすことも考えられるのです。
もし、健康診断などで目に見えない血糖値や臓器の機能の調子などが数値で分かっていたら、自分の体を気にかけてあげることができたかもしれません。
自分の体の気がつきにくい変化は定期的な健康診断で発見できることが多くあります。体重が気になっていたり、少し体調が良くなかったり、気になっていた健康も、医師や保健師の指導により改めて自覚ができ、適切な生活習慣の見直しができることへのメリットにもつながります。
現在、健康診断では主に、生活習慣病を未然に防ぐ努力が積極的に行われています。若いから、健康だからと過信せず、いかに健康診断が重要であるのかを認識しましょう。
定期検診からさらに踏み込んで、人間ドックや器官別、特定の病気における検診を受けてみませんか。人間ドックは検査項目が多く、時間もかかりますが、じっくりと体のすみずみまで検査ができるので、病気の早期発見につながりやすくなります。
特に、がんは自覚症状が現れてからの治療は困難になることもあります。その点、人間ドックで全身をくまなくチェックしておけば、早期治療に取りかかることができ、元気な生涯を送りたい人にとっては、最適な検診方法だと言えます。
近年は医療の高度化に伴い、検査機器が発達し、さらに、体の詳細な状態が分かるようになってきました。PET(陽電子放射断層撮影)は5ミリ程度の小さながんも発見することが可能に、冠動脈CTでは心臓、大動脈、冠動脈の状態が短時間で確認できるようになっています。こうした検査機器を導入している病院が増えていることも、人間ドックや検診のススメのポイントになっています。
女性であれば、乳がん検診や子宮がん検診なども受けておくと良いでしょう。他人事とは思わず、積極的に自分の体を知ることが大切です。
健康診断の結果はさっそく、日常の生活に反映させましょう。血糖値が高ければ、コレステロールの摂取を控えたり、積極的に運動を行ったり。肝機能の低下が疑われたら、肝臓病を疑ったり、アルコールを控えたり。その後の生活の送り方で、次の検診時の数値が正常になることも期待できます。
栄養面、運動面、両方のバランスがとれる生活をしていますか?検査結果は体の正直な健康状態。結果をしっかり受け止め、家族にも協力を得ながら、健康生活を送りませんか。
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肺炎の診断は胸部X線により確定され、また肺炎を引き起こしている病原菌の特定には、痰や血液などの検査も行われます。しかし、正確な病原菌が特定できない例は、肺炎患者の半数にも達しています。
肺炎の症状は、喉の痛みや鼻水・鼻づまり、頭痛・発熱、咳、痰(たん)、胸痛、呼吸困難などがあげられます。特に発熱、咳、痰については必発と思われがちですが、そうでないことがあります。
発熱は、高齢者の場合に症状として現れないことがよくあり、単なる食欲不振や元気がないなど微熱程度で、あまり激しい症状がみられないことも珍しくありません。
咳や痰についても、やはり高齢者やクラミジア肺炎などで目立たないことが多く、気付いた時は悪化していたということもあるので注意が必要です。また、若年者の激しい咳が出る場合は、マイコプラズマ肺炎を強く疑う根拠にもなるため、早めに医療機関での検査をお薦めします。
肺自体には本来、知覚神経がないので、肺炎を起こしていても通常は痛みを伴うことはありません。しかし、肺を包む胸膜(きょうまく)には知覚神経が豊富に分布していることから、肺炎が胸膜直近に発生すると胸痛の症状が現れます。これを胸膜炎といい、一般的に高熱よりも微熱が多く、また発熱が軽くても咳と左右どちらかの脇腹に突き刺すような鋭い痛みを生じます。そのため胸痛は、胸膜炎を合併していることを疑わせる重要なサインと言えます。
呼吸困難は、肺炎の広がりが広範囲であるか、もしくは元々の肺が肺気腫、肺結核後遺症などで機能が低下している場合に起こりやすく、検査で低酸素血症が認められると入院が必要になります。
その他、特に高齢者は食事や水分摂取が障害され、脱水状態になっていることがあるので見極めが大切です。
普段の生活習慣の改善で、肺炎を予防しよう。
(1)風邪をひかないように注意する。
(2)うがいや歯磨きで、常に口の中を清潔に保つ。
(3)部屋の換気を頻度よく行い、室内の空気を清潔に保つ。
(4)喫煙は大敵です!禁煙に努める。
(5)アレルギーがある場合は、自分のアレルゲンを認識して予防対策を講じる。
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参考資料/Yahoo!ヘルスケア
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