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健康の輪デジタル新聞

2011年3月号

[特集]春冬、高血圧管理術

高血圧症や血圧が高めの人は寒い季節に対策や警戒が必要。まだまだ寒いこの時期、血圧の変化に関心を持とう。

同じ血圧値でも、持病によってリスクが異なる

正常血圧は収縮期が130より低く、かつ、拡張期が85より低い値とされている。他に病気や危険因子がなく、健康な人はこの値よりも少し高めであっても、脳や心血管疾患へのリスクはあまり高くない。;

危険因子とは(解説)

しかし、メタボリックシンドロームや、危険因子を1〜2個持っている人は少し血圧が高めであってもリスクが高まる。特に、糖尿病、慢性腎臓病、脳梗塞や心臓病などの持病がある人、危険因子が3個以上ある人は少し血圧が高めでも高リスクを負うことに。

そのため、高血圧症の治療は合併症や危険因子も考慮し、総合的に判断した上で進めていかなければならない。医師の指導に従い、血圧管理と生活習慣の改善を行っていこう。目標血圧に達しない場合は、降圧薬の使用があることも覚えておきたい。

血圧改善の根本にあるのは生活習慣

高血圧の原因は、はっきりと分かっていないのが現状。しかし、生活習慣と遺伝子が深く関わっていることは知られている。そのため、どんなリスクを抱えている人であっても、また、薬を飲んでいる、飲んでいないに関わらず、生活習慣の修正は必要になる。自分のリスク層を知り、積極的に血圧を下げる生活に取り組みたい。

日常生活では、急な寒暖の差に注意。例えば、寒い脱衣所から熱いお湯に急いで入る時や、温かい部屋から寒い場所へ移動する時は温度差を作らない工夫をしてほしい。

また、ストレスをためず、おおらかな気持ちで物事に取り組むことがお勧め。充分な睡眠は血圧を安定させる。高血圧の人は食事療法、運動療法で体調を整えて、危険を回避する生活を送りたい。

 

<健康長寿を目指して>物忘れを防ごう!

「子供は風の子」…なんて、そんな時代もありましたが、歳を重ねると共に寒い冬の季節が辛くありませんか?実はストレスの多い生活が、あなたの冷えを感じやすくしているのかもしれません。

 

寒さが本格化し、天気予報には雪マーク。「最近、歳を重ねるたびに寒さを感じる…」「昨年よりも今年の冬は冷えるな?」と感じたことはありませんか?また、冷え性は体質だから仕方がないと諦めていませんか?

実は、ストレスが関係しているかもしれません。

寒さでストレスが溜まる

外気の寒さは、私達の身体から熱を奪うだけではありません。寒さが身体へのストレスとなり、体温を調整する自律神経に大きな影響を与える場合があるのです。自律神経は、活動・緊張感・危機感の「交感神経」と、安心感・リラックスの「副交感神経」の2つに分けられ、寒さを感じると交感神経が優位に働き血管を収縮させ、身体から熱が逃げないように反応します。この時、血管が必要以上に収縮することから血液の流れが悪くなり、「冷え」を招くことがあります。このようなことから、寒いところに長く居ると交感神経が働き続け、どんどん緊張状態が高まり、折角のんびり過ごそうと思っていてもリラックスできないことから、自律神経のバランスを崩してしまうのです。

副交感神経は、血管を広げ身体を温める働きをしますが、ストレスが溜まるとこの働きが低下し、気分の落ち込みやショックな出来事など何か別のストレスを受けた時の反応が鈍くなります。そのため精神的なダメージの受け止め方が通常よりも大きくなり、いつもと同じような寒さに対しても、いつも以上に寒く感じてしまうのです。

頭を働かすと体温も上がる

一説によると身体の中で最も熱を生み出す場所は、自分の意思で動かすことが可能な筋肉である「骨格筋」で、寒い時に体を動かすと温かくなるのはそのためです。2番目に熱を生み出すのが「肝臓」、そして3番目が「脳」と言われています。

考え事など頭を使うと脳内の血流を促し、熱を生むことが出来るようです。逆にあまり物事を深く考えず「ボーッ」としていたり、悩みの無い生活を送っていると、脳の血のめぐりが良くならず、結果的に脳で熱を生み出せないことから体温の低下に結びつくようです。ストレスが全く無いのは脳を使わなくなるので、皮肉にも少しはストレスが必要とも言えます。

リラックスすると副交感神経が働き温かくなりますが、考え事をしたり、本を読むなど、脳に多少の刺激を与えることをお薦めします。

脳を活性化する法則

脳を温め、寒さに負けないためにも、前回に続き頭を活性化させる方法を紹介します。

(1)歩きながら学ぶ  
二宮金次郎さんをご存知ですか?銅像が学校に置いてあるところも多いと思いますが、彼は歩きながら学んでいたと言われています。運動することは身体だけでなく、脳の血流の循環も良くし、情報をしっかりインプットすることが可能になるのです。

(2)人付き合いを楽しむ
友達が多く、率先して人との関わりを持ち、お付き合いが上手にできる人は、いつまでも若々しく、元気で明るい生活を送っているように見えます。努めてコミュニケーションをとるように心がけていきたいものです。

(3)歌を覚える
好きな歌を覚える時、歌詞と共にリズム感をも養うことができます。このリズム感は、脳に対してとても良い働きをしてくれます。例えば、ゆっくりしたバラードを聴くと心が和み落ち着く効果があり、ポップな曲を聴くと心が元気に愉快な気分になります。これは、脳を活発にしているからなのです。

(4)ゲームをする
最近はゲーム機器も進歩し、どこにでも持ち歩けるものや、皆で集まって楽しめるものなど様々です。これらは好奇心や良い緊張感を使うため、脳に良い刺激を与えてくれます。

 

脳を活性化させる方法は、まだまだたくさんありますので次回もご紹介します。

参考資料/All About Jinkawiki Dumb Little Man

 

 

〈気になる実になる健康講座〉身体をつくる三大要素

3.骨編

ミネラル類に加え、甲状腺ホルモン、成長ホルモンなどの数種類のホルモンから作られている骨。そして、強い骨をつくるためには、カルシウムが必要不可欠。骨折の防止にもつながります。

生まれ変わりながら、体を支えている骨

体を起こし、歩いたり、物を持ったり安定した動作ができるのは、骨をはじめとする筋骨格系があるおかげです。筋骨格系は骨と筋肉、腱や関節などが密接に関わり合いながら構成されています。

軽いけれども固い骨は骨格を形成しています。他にも、内臓を守る役目、カルシウムの貯蔵庫としての役割など、体そのものや体の機能を支える働きをしています。

小さな骨や太い骨など、合計200個の骨は、絶えず新陳代謝を繰り返しています。古い骨は破骨細胞に溶かされ、次に骨芽細胞によって新しい骨が再生されていきます。日々、破壊と再生が繰り返されて、成人ではおよそ2年半後には完全に新しい骨へと生まれかわると言われています。

カルシウムの重要性と骨粗鬆症

骨を作るカルシウムは、全身の中で骨と歯に99%も存在しています。筋肉を動かしたり、成長ホルモンなどの分泌を助けたり、ウイルスや細菌を撃退する白血球やリンパ球の働きを助けるなど、カルシウムには大切な働きがあります。

もし、骨以外の部分でカルシウムが不足すると、骨に貯蔵されていたカルシウムが全身に運ばれていきます。骨の強度や骨密度はカルシウムの量が関わっており、カルシウムの摂取量が少ないと、どんどん骨にあるカルシウムが流れて、骨がスカスカの状態、骨粗鬆症になってしまいます。

骨量は成長期に増加し、20歳頃でピークを迎え、あとは減少していきます。そのため、若いうちに骨量を増やしておくべきだと言われています。女性は閉経を過ぎると減少が加速するので、特に気をつけなければなりません。

骨折しないための骨粗鬆症予防

骨折は小さなひび割れから骨盤骨折のような命に関わるものなど、幅広いパターンがあります。骨には再生能力があるので、自然に元の状態に戻りますが、骨折の周辺で皮膚や神経、血管なども損傷していると治療は難しくなります。

骨折は事故や転倒などで起こることから誰もが可能性のある外傷です。しかし、高齢になってからの骨折はそのまま寝たきりになってしまうことも考えられるので、深刻な問題になります。

特に、骨粗鬆症でスカスカの状態になっている骨は、ちょっとした力が加わっただけで折れやすくなり、危険が伴います。骨粗鬆症予防は骨折予防、また、寝たきり予防の一つにもなるのです。

元気な骨生活は、若いうちの骨量を増やす生活に、中年以降は骨量を減少させないための工夫にかかっています。カルシウムを骨に貯蔵する生活習慣を身につけましょう。

 

クロスタニン健康飲料「風っ子くらぶ」大好評発売中

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国内の全死因別順位で数十年間第4位を占める肺炎。65歳以上の高齢者、特に85歳以上では罹患率・死亡率共に高く、90歳以上では死亡原因の第1位を占めます。

 

私達が生活している空気中には、様々な微生物が浮遊しており、肺は呼吸するたびにそれらを吸入しています。要するに私達は、常にそれら微生物の侵入の危険にさらされているということです。また私達の口腔(こうくう)や咽頭(いんとう)にも微生物が常在しており、呼吸はそこを通って行われます。

それにもかかわらず私達の肺の中は、驚くべきことに常に無菌に保たれています。これは数々の精密な防御機構によるもので、肺という臓器にとっては必要不可欠なことなのです。なぜなら、肺の基本的な役割である呼吸によるガス交換(酸素を取り込み、炭酸ガスを排出する)を行う上では、常にドライな状態が求められるからです。もし肺の中に微生物などが侵入して炎症が起き、肺の一部が水浸しになったら…、それが肺炎です。

肺炎は、原因となる病原体(病因微生物・バイ菌)などの種類により細菌性肺炎、非定型肺炎(マイコプラズマ、レジオネラ、クラミジア)、ウイルス性肺炎、真菌性(しんきんせい)肺炎、寄生虫肺炎などに分類されます。また病理形態学的な分類では、大葉性(だいようせい)肺炎(肺炎球菌、クレブシエラ)と気管支肺炎(黄色ブドウ球菌、嚥下性(えんげせい)肺炎…高齢者や脳血管障害のある人に多い連鎖球菌性肺炎など)に分かれます。

そして患者さんの生活背景により分類され、普通の生活環境と病院とでは微生物の種類が大きく異なることから、通常の社会生活を営む中でかかる肺炎を「市中肺炎」と言います。また入通院している患者さんが、基礎疾患(糖尿病、腎不全、進行がん、エイズ、外科的手術後など)や、治療(副腎皮質ステロイド薬、免疫抑制薬など)により抵抗力が下がり病院内で感染する肺炎を「院内肺炎」と言います。

すべての肺炎が生命の危険をもたらすわけではありませんが、高齢(65歳以上)や免疫力の低下する病気を持っていたり、肺が既に荒れた状態(肺気腫症、肺線維症など)の場合は病状が急速に悪化し、危険な状態になる可能性が高いので注意が必要です。

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クロスタニン健康飲料『風っ子くらぶ』。日健総本社が誇る3大成分であるクロレラエキス(クロレラ多糖体N・β-1.3グルカン)、ドナリエラベータカロチン(ドナリエラから抽出した天然マルチカロチノイド)、そしてカワラタケ・タナカヨシホ株抽出エキス。それらを主要成分とし、健康維持に欠かせない栄養素であるカルシウムや、その吸収を助けるCPP(カゼインホスホペプチド)、更には整腸作用で、これらの成分の吸収を、より効率よくするためのフラクトオリゴ糖、また、ビタミンB2、B6、Cなどもバランスよく配合されています。

大切なご家族の健康管理に『風っ子くらぶ』を是非お役立てください。

参考資料/Yahoo!ヘルスケア

 

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