クロスタニン・ドナリエラの日健総本社ホームページ

健康の輪デジタル新聞

2009年3月号

[特集]突然起きる前に予防する─血管にまつわる病気

脳卒中、心臓病など死に至ることもある血管が関係する病気。突然、発症するかのように見えるが、知らず知らずのうちに発症への道をたどっていることが多い。高血圧、動脈硬化の傾向がある人は特に注意したい病気だ。

血液が滞りなく流れているからこそ健康

ご存知の通り、血管は血液を全身へ運ぶパイプライン。血液は酸素と栄養を体に供給し、不要になった老廃物を処理している。ところが、血管に障害が起き、血液の流れが滞れば、酸素や栄養の供給が不足してしまうだろう。

それだけではなく、完全に血液の行き場がなくなると、血管が破裂することもある。これが脳卒中。

脳卒中はがんや心臓病と共に日本人の死亡原因のトップを占める病気としても知られている。動脈硬化によって血管が細くなり、血流が途絶える「脳血栓」、心臓でできた血液の塊が脳の血管で詰まる「脳塞栓」、動脈が急に破れて出血する「脳出血」、脳頭蓋骨と脳を覆う膜の間にある血管が破れる「くも膜下出血」などがある。

いずれも動脈硬化などで血液の通る道が狭くなっていたことが原因である場合がほとんど。本来、血管は弾力のある柔らかい壁を持つ。しかし、血圧が高い状態が続くと、壁は厚く、しかも硬くなる、これが動脈硬化になる。動脈硬化は脳ばかりでなく、狭心症、心筋梗塞などの心臓の病気にも影響を与える症状だ。

“こぶ”と “詰まる”血管の病気

脳卒中や心臓疾患のように、特定の臓器につながる血管以外にも、血管そのものによる病気も多くある。大きく分けると、こぶができる場合と詰まる場合だ。

血管に負担をかける高血圧や動脈硬化は予防・改善しておこう。

例えば、動脈は壁に強い圧力がかかるが、壁に弱い部分があるとそこがふくらみ、こぶになる「動脈瘤」がある。急にこぶが破裂し、その部分に痛みや出血による貧血、ショックなどが起こる心配がある。こぶが大きくなると周囲を圧迫することやこぶの先にある脳や心臓などに障害が起きることもある。

また、動脈硬化などで狭くなった動脈に、血が詰まる「血栓症」や「塞栓症」は手足が冷たくなったり、しびれを感じたりすることがある。

正しい生活習慣が血管を守る

血管にまつわる病気は急に起こるわけではない。日常の生活習慣から徐々にゆっくりと進行していく。

肥満であることも病気の要因を増やす。糖尿病、高脂血症、高血圧を引き起こし、ゆくゆくは狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの病気へ進行する可能性もあるためだ。

食事の仕方、日常の送り方で血管の病気は防ぐことができる。そして、高血圧などの血管の障害が見つかったら早めに治療を受けること。また、動脈瘤などが見つかったら定期検査を受けることで、重大な病気を防ぐようにしたい。

血管に優しい食生活
●低脂肪、低カロリーの食事で肥満を防ごう。●減塩して薄味に慣れよう。●野菜を多めに、栄養のバランスをとろう。

 

[健康長寿をめざして]最近話題の「葉酸」を摂ろう!

葉酸とは、ほうれん草から発見されたビタミンBの仲間です。ほうれん草やレバー等に多く含まれ、私達の体のリズムを整えてくれるのです。

葉酸は、DNAを正しく生成する

私達の体は、常に新陳代謝を繰り返していますが、この新しい細胞を正確に作り出すためには、葉酸がとても大切な働きをするのです。

例えば、皮膚の細胞は28日周期、血液では2日〜2週間、骨は3ヶ月など、私達の体は、この新陳代謝を繰り返しているのです。

妊娠と葉酸

「葉酸摂って元気いっぱいマタニティライフ!」

妊娠と葉酸の関係は、とても深いのです。先述したように、新しい細胞を正しく作る働き、つまり細胞分裂を正しく行うための栄養素となるのです。

妊娠初期は、特に細胞分裂が盛んですが、この時に葉酸が不足すると、神経系の障害を持つ子供が生まれるリスクが高くなると言われています。また、母子手帳にも、胎児奇形発生の予防のために葉酸の必要性が記されています。

赤ちゃんの中枢神経系の元となる部分(神経管)がうまく作れないと、膀胱、腸が機能しなくなったり、無脳症となり流産の確率が高くなります。積極的な葉酸の摂取で、70%近くもリスクが減らせるとも言われています。

葉酸は、妊娠前から!

妊娠初期には、細胞分裂が盛んなため、葉酸が必要となりますが、実際に妊娠が分かるのは、数週間後になります。つまり、妊娠が分かってからではなく、少なくとも1ヶ月以上前からの葉酸の摂取が大切になります。

貧血の予防にも!

葉酸は、ビタミンB12との協力で、血液を作るのにも深く関わっています。特に貧血と関係するのが、赤血球です。 赤血球を作り出す時に、赤血球のDNAを合成させるのに葉酸が必要になり、葉酸の働きを高めるためにビタミンB12が役立つのです。

これらが不足してしまうと赤血球を正しく作る事が出来ず、巨大な赤血球などを作ってしまいます。巨大な赤血球は、酸素運搬能力が弱いため、悪性貧血(巨赤芽球性貧血)を招くのです。

動脈硬化の予防に!

葉酸が不足すると、ホモシステインという物質が増えます。ホモシステインとは、肝臓で作られるアミノ酸の一種ですが、増え過ぎる事によって血管を狭くしたり、硬化させるため、動脈硬化を招き、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしやすくなるのです。

ホモシステインの発生を防ぐには、葉酸に加え、ビタミンB6とB12が必要です。

葉酸の1日の必要摂取量
成人男性・女性 200μg/1日
妊 婦 400μg/1日
授乳婦 280μg/1日

日本での葉酸の所要量は、上の表に示しましたが、アメリカでは成人400μg/1日の摂取が推奨されています。特に過剰摂取しても大きな問題がない事から、毎日、しっかりと摂取したいものです。

■葉酸の多い食品(水分が40%以上の食品)
鶏レバー(肝臓) 1,300
牛レバー(肝臓) 1,000
豚レバー(肝臓) 810
うなぎ(肝臓) 380
うに 360
枝豆 260
モロヘイヤ 250
パセリ 220
あさつき、ほうれん草(生) 210
春菊(生) 190
アスパラガス 180
玉子(卵黄) 140
そら豆、納豆 120
サニーレタス、ブロッコリー 120
(食品100g当たりの葉酸の含有量/単位:μg)

 

■葉酸の多い食品(水分が40%未満の食品)
焼き海苔 1,900
味付け海苔 1,600
煎茶の茶葉 1,300
抹茶 1,200
わかめ(素干し) 400
たたみいわし 300
あおのり(乾燥) 260
(食品100g当たりの葉酸の含有量/単位:μg)

 

[気になる実になる健康講座]胃と腸のトラブル、最新情報「腸」編"

「おなかがスッキリすると気持ちいい〜!」

健康の源となる食べ物を消化する大切な内臓、胃腸。腸の病気は増加傾向にあることをご存知ですか?
しかし、研究によって日々新しい治療法や診断方法が確立されてきています。早期発見でずっと丈夫な腸を保ちましょう。

 

生活習慣の変化で、増え続ける大腸がん

大腸は消化吸収された食べ物が最後に行き着く場所。全長約2mもあり、細菌が住み着きやすい場所でもあります。さらに、欧米型の食事傾向により、大腸がんの患者数が年々、増加していることも問題になっています。

大腸がんと食事内容が関係していることは、脂肪の摂取量が多い国ほど大腸がんの発生率が高くなっていることからも分かります。

脂肪の中でも動物性脂肪、つまり、肉類の脂やバターなどの脂が発生リスクを高めているようです。厚生労働省の国民栄養調査でも、昭和30年頃と現在を比べても、脂肪の摂取量の違いは明らか。

運動不足も関係しているのではないかとも言われています。これら食生活の変化や運動不足は、がんだけでなく、他の大腸の病気にも影響を与えます。また、肥満やメタボリックシンドロームを引き起こす要因にもなっています。

初期の段階で発見できれば100%完治する

生活習慣の影響が大きい大腸がん。そのためか、知らず知らずのうちにがんが進行してしまう可能性もあります。初期の段階で、粘膜の表面にとどまっているがんであれば、内視鏡でがんを切除することもできます。完全治癒できる場合が多いため、早期発見・早期治療が呼びかけられています。

直腸がんは膀胱や前立腺などさまざまな部位に囲まれているため、手術が複雑になり、人工肛門になる可能性もあります。そのためにも、やはり、早期発見は大切になるのです。

しかし、大腸がんの初期では自覚症状が出ないことがほとんど。そのため、定期的にがん検診を受けることが勧められています。

がんの発生部位による症状
●「上行・横行結腸」ここで出血していても便に血が混ざるため、分かりにくい。貧血、右腹部の痛みが起こる。●「下行結腸」粘性のある便が出る。下痢、便秘、左腹部の痛みが起こる。●「S状結腸」粘性のある便、細い便になりやすい。下痢、便秘、腸閉そくが起こる。●「直腸」下血、血便が出る。肛門痛が起こる。

ストレス性の腸の病気や若者に増加している難病

普段は何もないのに、緊張すると腹痛を感じるが、緊張がほぐれると痛みも消えていく症状は「過敏性腸症候群」の疑いがあります。 便秘型、下痢型、便秘と下痢を繰り返すタイプなどがあり、吐き気や胃のむかつきによって頭痛になる人もいます。

通勤や通学途中の電車の中で便意を感じるとか、休日は腹痛がないなど、ストレスを感じると起こりやすいようです。ただし、ストレスはきっかけであり、根本的な原因は胃潰瘍のピロリ菌のような細菌がいるのではないかという説も出てきています。

一時的に下痢を止める薬も出ていますが、腹痛になりやすい環境を回避させるなどの解決法もあります。

若者の間では、腸に炎症や潰瘍ができる「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」にかかる人が増えています。潰瘍性大腸炎は大腸がんを併発することもあったり、クローン病は口から肛門まで全ての消化管に病変が起きたりします。どちらも原因不明のため、「特定疾患」に指定されている病気です。

すっきり排便するために

腸の健康も胃と同じく、基本は規則正しい生活です。夕食は胃と腸を休ませるために、脂肪分の多い食事を控えましょう。胃が空っぽの状態で起きれば、朝食をしっかり食べることができます。

朝食で腸を刺激するとスムーズな排便が期待できます。昼は適度な運動で腸の病気を予防する。胃腸に負担をかけない生活で、胃腸の病気を防ぎましょう。

この便に注意!
○慢性的な下痢 過敏性腸症候群・潰瘍性大腸炎
○急性な下痢 食中毒・細菌感染
アレルギー・食べ過ぎ
○下痢と出血 潰瘍性大腸炎・虚血性腸炎
熱を伴う場合はコレラ、赤痢などの感染も考えられる。
○慢性的な便秘 過敏性腸症候群
生活習慣から便秘になることもあり、多くは問題ないが、腸が細くなっている。婦人科の病気で腸が圧迫されていることもある。
○黒い便 胃や十二指腸からの出血
○赤い便 痔でなければ大腸からの出血

 

「風っ子くらぶ」大好評発売中!

ヨーグルト味 リンゴ味
よりたくましく、より健やかに!おいしく飲んで元気いっぱい!!

昨年の発売以来、世代を問わず大好評をいただいているクロスタニン健康飲料『風っ子くらぶ』。 若い世代の健やかな成長に、また、めまぐるしい社会環境や食生活の変化に立ち向かう中高年世代に…。元気な毎日を願う全ての方々の将来の健康と予防を力強く応援します。

小さなお子様からお年寄りまで、カプセルを飲むのが苦手な方にも、おいしくクロスタニン商品をご愛飲いただきたいという思いから、「飲むクロスタニン」というコンセプトはそのままに、成分、おいしさがバージョンアップしたクロスタニン健康飲料「風っ子くらぶ」。

日健総本社が誇る3大成分であるクロレラエキス(クロレラ多糖体N・β1・3グルカン)、ドナリエラベータカロチン(ドナリエラから抽出した天然マルチカロチノイド)、そしてカワラタケ・タナカヨシホ株抽出エキス。それらを主要成分とし、健康維持に欠かせない栄養素であるカルシウムや、その吸収を助けるCPP(カゼインホスホペプチド)、更には整腸作用で、これらの成分の吸収を、より効率よくするためのフラクトオリゴ糖、また、ビタミンB2、B6、Cなどもバランスよく配合されています。

おいしく飲んで健康づくり。育ち盛りのお子様はもちろん、ご家族全員でご愛飲いただき、毎日の健康管理に、是非ともお役立てください。

 

各1セット 125ml×24本
¥3,150 希望価格消費税込(本体 ¥3,000、消費税 ¥150)

▲ページトップへ

 

日健総本社へのお問い合わせはフリーダイヤル0120-130501

Copyright (C) NIKKEN SOHONSHA CORPORATION All Rights Reserved.

株式会社日健総本社