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健康の輪デジタル新聞

2005年10月号

[特集]心と体のアンチエイジングで健康長寿

アンチエイジングは、 しわ伸ばしやたるみとりなどの美容に限ったことではなく、「若くいたい」という心持ちを基本に、健康的な生活を送り、元気な長寿を目指すもの。難しく考えず、少しの秘訣でいつまでも若くいられるのです。

 

老化を防ぐ食事と運動

なぜ、人は老化するのだろうか。まだ解明されていない部分もあるが、老化の原因には「細胞機能の低下」「ホルモンの低下」「活性酸素による体内酸化」「免疫力低下」などが挙げられる。

健康的に長生きをしようと思ったら、これらの原因を防ぐことで、いつまでも若々しくいられる。医学的で難しく感じられるが、簡単に言うと、日常生活に健康的な工夫を取り入れることが全てに共通する。

例えば、よく体を動かす人は筋肉が鍛えられ(細胞機能の低下防止)、適度な持久運動は活性酸素に打ち勝つ体力がつく(体内酸化の防止と免疫力低下の防止)。活性酸素に打ち勝つ栄養素なら、ビタミンE、ビタミンC、ポリフェノールなど。食事に関しては、1日3食、バランス良く食べることも大切。

気になる肌の老化も日常のケアでカバー。紫外線を浴び過ぎない対策をしたり、睡眠不足や過労を防ぐなど、やはり、健康につながる工夫をすれば良い。

また、ホルモンの低下で気になる女性の更年期の肩こりや冷え、イライラ感などの不定愁訴を軽減するためには、栄養のある食事をとり、ストレスをためず、前向きに生きることが大切。女性ホルモンの分泌が活発化する行動と気持ちを持てば良い。

現在、注目されているのは大豆に含まれているイソフラボン。女性ホルモンに似た構造をしているため、更年期障害に有効ではないかと研究されており、これも若さの秘訣になると言えるだろう。

心と脳にもアンチエイジング

健康長寿で最も大切なことは「いつまでも若々しくいたい」という行動力や意欲。前向きな気持ちは、肉体的なアンチエイジングを促進することもできる。

心の安定をもたらす脳内物質セロトニンや意欲を生み出すドーパミンは、老化と共に減少していくと言われている。よって、脳に良い負担をかける「脳内トレーニング」によって若い脳を保ちたい。

自分で料理を作ったり、単純計算をしたり、人と会話することで脳は鍛えられる。自分にあったトレーニング法で脳を活性化させ、前向きな心を持ちたいものだ。

長寿の秘訣

  • 様々な食品をバランス良く食品数を多く摂る。
  • 動物性たんぱく質もきちんと摂る。肉や魚どちらかに偏らない。
  • おいしく、楽しく食事をする
  • 和食、中華、洋食など、調理法をいろいろ変える。
  • サプリメントを、必要な栄養素の補助的食品として利用するのも良い。
  • カルシウム、大豆イソフラボンなどで更年期の不調を解消する。

運動

  • 積極的に体を動かす、歩く。
  • 太極拳、ヨガ、ストレッチなどに挑戦する。
  • 片足立ちなどでバランス感覚を養う。

肌ケア

  • 帽子や日射しの強い時の外出を避けるなど、紫外線対策をしっかりと。
  • 顔や体を洗うときはこすりすぎない。
  • 睡眠を充分に取る。
  • 乾燥肌は充分な水分を与える。
  • ストレスをためない。
  • しわやシミが増える前にスキンケアをする。

 

脳内トレーニング
  • 自分に前向きな声かけをする。
    (「全てうまくいく」「くじけない」など)
  • 町内会や会合などに参加する。
  • 人と会話をする。」
  • 料理を作る。
  • 単純計算をする。
  • 旅をする。

 

[健康長寿を目指して]生活習慣病予防で健康寿命をのばそう!

生活習慣病の予防、改善は、現代社会を生きる私たちにとって、大きなテーマです。正しい生活習慣は、日頃の心がけ次第です。いつまでも健康で若々しくあるために、健康長寿につながっていくような生活を送りましょう。

 

生活習慣病とは

生活習慣病とは、病気の人が自らの生活習慣を改めることによって予防できる慢性の疾患の総称です。

日本は超高齢化社会を迎えようとしていますが、それにともなって、脳卒中、末期がん、腎不全、失明、痴呆(認知症)などに苦しむ人たちが激増してきました。

心身ともに自立した、活動的な状態で生存できる期間を「健康寿命」といいます。健康寿命を短縮させる疾患は、多くは喫煙、過食、運動不足など、誤った生活習慣の結果、起こるものだといえます。

その過程では、肥満、高血圧、初期がん、高血糖、高脂血症など、自覚症状のない「沈黙の病気」が長く続き、ある日突然、激痛をともなう脳出血、心筋梗塞、がん転移などが起こって、人生の重大な転機を迎えることになります。

生活習慣病とは(図解)、

生活習慣病患者は増加の一途

生活習慣病の受療率は、1960年に比べて、病気によっては数十倍にも増えており、また、その患者数になると、さらに多くなっています。

特に高血圧疾患は、生活習慣病疾患の中でも際立って多く、これが脳血管疾患の増加を招いています。この脳血管疾患は、脳組織を破壊し、半身不随や脳血管性痴呆などの「寝たきり」を含む要介護高齢者の激増の大きな原因となっており、障害のない健康寿命を蝕んでいます。

2番目に多い精神障害の中で、生活習慣と直接関係するものは、アルコールによるものと、睡眠障害です。精神障害では、最も受診が多いのは、神経症とアルコール依存症及び精神病です。男性の17.3%、女性の21.5%に睡眠障害があることが報告されています。

日本人の最大の死因である悪性新生物(がん)の患者数は、脳血管疾患に次いで多く、中でも生活習慣に大きく左右される肺がん、大腸がん、乳がんが激増しています。

受療率で、心疾患の次に多いのが糖尿病で、最も増加率が著しいのです。}3年間で39%増加、6年間で46%も増加しています。

図2 主な病気の受療率の動向(グラフ)

図3 糖尿病患者数の推移(グラフ)

しかも血糖値の平均値を示すヘモグロビンA1cの値から推定した実際の糖尿病患者数は、690万人であって、その半数以上が治療を受けていないことがわかります。

糖尿病患者の約50%に糖尿病性網膜症が見られ、これが進行した増殖性網膜症により、年間3000人以上が失明しています。未受療の患者を含めると、糖尿病患者は約690万人、予備状態の人は1370万人に達しています。また高血圧は、約3400万人、高脂血症は約2300万人、喘息は約500万人と推定されています。

図4 痴呆のない平均寿命─健康寿命(グラフ)

[気になる実になる健康講座]香りで心と体を健やかに─アロマセラピーb入門Part.1

疲労がたまったり、イライラする時に効果的な「嗅覚の刺激」。生活の中に“香り”を取り入れてみませんか。

 

アロマセラピーとは

料理のおいしそうな匂いを嗅いで食欲が出たり、薔薇の香りを嗅いで良い気分になったり、レモンの香りでスッキリした気分になったり・・・。 このように、何かの香り(匂い)から気持ちを変化させることができるのが、「アロマセラピー」の原理。

アロマは芳香、セラピーは治療を意味します。つまり、アロマセラピーとは芳香療法のこと。主に「精油」を使って、精神的ストレスや肉体的ストレスの不調を緩和させてくれるのです。

ただし、「療法」と言ってもアロマセラピーは医療行為の代わりではありません。フランスやドイツなどのように、医療行為として定着している国もありますが、日本では精油に対する品質基準がないので、リラクゼーションの一つの方法として利用しましょう。治療や投薬を行っている人は、医師と相談したうえで行うと良いでしょう。

鼻から脳・体へ伝わる「香り」

五感の中で最も敏感だと言われる「嗅覚」。鼻から入った香り成分は鼻の奥にある嗅粘膜がキャッチし、嗅神経を通って、香りの情報として脳に伝えられます。

脳は香りの成分によって感情を変化させたり、過去の記憶を呼び覚ましたり、ホルモンを分泌したりします。また、自律神経の調節もします。

時には、呼吸によって吸い込まれた香り成分が肺まで到達して、血液と一緒に流れ、臓器や組織に働きかけることもあります。

このことから、アロマセラピーが心や体に変化を与えることが分かります。 目的別に精油の種類を使い分けると、より効果的。例えば、初心者にお勧めのラベンダーにはリラックス効果、安眠、肩こりをやわらげる作用があります。ハーブティーとしても知られるカモミールには、心を落ち着かせてくれる作用が、ローズマリーには集中力を高めてくれる作用があります。

使い方次第で心と体をより、健やかにできるアロマセラピー。Part2では精油の具体的な使い方や種類別の香りの効果などをご紹介します。

精油(エッセンシャル・オイル)

植物の花・葉・根・樹皮などから抽出された液体。1本の植物からはほんのわずかしかとれない、大変、貴重なもの。精油の瓶に入っている100%天然の成分が、私たちの心と体に様々な働きがけをしてくれます。アロマセラピーには精油(エッセンシャル・オイル)を使います。間違いやすいアロマ・オイル、ポプリ・オイル、フレグランス・オイルは、精油とは全く違う物なので、使いません。

 

紀元前3000年の古代、薬草は薬、化粧品、宗教儀式に使われていました。古代のエジプト人はミイラを作るときに防腐剤としてシナモン、シダーウッドなどを使っていたとも言われています。

アロマセラピーという言葉が生まれたのは、20世紀に入ってから。フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセが実験中に火傷をした時、思わず、ラベンダーの精油に手を入れた後、傷が化膿することなく、キレイに治ったことを不思議に思い、精油の研究を始めた時、この言葉が作り出されました。

 

[トピックス]イスラエル国立  テルハショメル・シバ病院

イスラエル地図

古の聖書の時代から、歴史に名を刻むイスラエル。地中海の南東沿岸域に位置する小さな国です。
ユダヤの人々は、2000年に及ぶ離散、そして戦いの連続を、民族の固い絆で乗り越え、父祖の地イスラエルへの帰還を果たし、悲願であった建国を実現しました。
古代と現代が調和した、異文化の魅力にあふれた国、イスラエルについて、あまり知られていない側面も含め、ご紹介します。

 

テルハショメル・シバ病院は、イスラエルを代表する、そして中東で最も規模が大きく総合的な医療センターです。テルアビブ市郊外に位置し、60万uの敷地に、専門の医療スタッフ4700名、120の診療部門、ベッド数1700床を有し、毎年100万人近くの外来患者が訪れ、毎年1万人の新生児が誕生しています。


テルハショメル・シバ病院

これまでに健康管理と医学研究において、優秀な成果をおさめており、国内はもとより、国際的にも広く認知され、世界中から患者、医療スタッフ、研究者、学生がここを訪れます。

病院の前身は、1948年の建国直後に、英国の軍事基地内に軍の病院として設立されました。そして今日、イスラエルでは最も大きく、技術的にも最先端をいく病院として、世界中の患者に貢献し、名実ともに、介護、医学教育・研究の分野でイスラエルのヘルスケアリーダーとなりました。

病院では、心臓病、がん治療、脳疾患、産婦人科を含む、いろいろな医学の新しい時代への進歩を主導しています。特に脳腫瘍の外科手術では高い評価を受けています。イスラエルの医療、その中心的な役割を担うことを念頭に、患者の親身になって、健康管理を改善するアプローチ、革新的なテクノロジーと研究を創造しようと試みています。

1999年後半に、世界で初めて、小型MRI(磁気共鳴画像)装置が、脳手術のために手術室内で使用されました。この装置はイスラエルで開発され、普通の手術室内で使用が可能です。このニュースは世界中で多くの関心を集めました。大学との提携も積極的に行なわれ、病院で勉強する医学生のおよそ3分の1は、テルアビブ大学の学生です。病院は、彼らの医学分野での活躍をサポートしています。 

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クロスタニンでおなじみの日健総本社は、これまでにエルサレムの国立ヘブライ大学付属ハダサ病院、ハイファの国立ランバン病院との共同研究を進めてまいりましたが、2003年4月の、テルハショメル・シバ病院との共同研究開発調印の締結により、イスラエルが世界に誇る三大病院すべてと提携をしました。

現在、テルハショメル・シバ病院では、脂質・動脈硬化症研究所のドロール・ハラツ教授を中心に、ドナリエラ・天然カロチノイドによる糖尿病、動脈硬化症に対しての臨床試験が推進され、天然物としては驚くべき顕著な効果が確認されています。

そのドナリエラ臨床試験の最新情報は、10月に日本全国で開催される、ドナリエラ天然カロチノイド研究の第一人者である、イスラエル国立海洋湖沼研究所のアミー・ベンアモツ教授の特別講演会の中で、ベンアモツ教授が詳細なデータを用いてご講演されることが決定しています。

興味のある方は是非足を運んでいただき、ドナリエラの素晴らしさをその目で確認してみてください。


テルハショメル・シバ病院全景(上空より)

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