高齢になって骨が弱くなると、骨折しやすくなり、寝たきりになることも考えられる。骨粗鬆症を予防するために、今からでも、カルシウムを積極的に摂ることをお勧めしたい。
私たちの体を支える硬い骨。あまり変化していないように思われるが、絶えず新陳代謝を繰り返していて、骨を作る細胞と骨を壊す細胞がバランスよく働くことによって、丈夫な骨を作っている。
また、骨はカルシウムの貯蔵庫でもある。血液中には、わずかにカルシウムが存在するが、これを一定に保たないと、心臓や脳が正常に動かなくなってしまう。そのため、食事からのカルシウムが不足すると、骨が血液にカルシウムを提供し、血液中のカルシウム濃度を一定に保ってくれる。
食事からカルシウムが摂取されないと、骨はどんどん血液にカルシウムを提供し続けるため、骨量が減少、すなわち、骨がスカスカの状態になってしまう。これが、骨粗鬆症だ。
骨量が減るということは、骨の構造が弱くなり、骨折をしやすくなるということ。寝たきりの原因の第3位が骨粗鬆症による骨折でもあることから、高齢社会の問題のひとつともなっている。
骨量は20歳頃までは増え続け、20〜40歳がピーク。40歳を過ぎると、どんな人でも、骨量は減っていく。骨量は体質や生活習慣によっても違うが、最も、骨粗鬆症になりやすいのは女性。骨が細く、閉経すると女性ホルモンの分泌が少なくなるため、量の減少に拍車がかかる。
周囲に骨粗鬆症の人がいる場合や痩せ型の人、偏食したり、運動不足の人も骨粗鬆症になりやすく、病気によっても骨粗鬆症になる場合がある。
骨量の最大値を大きくすれば、骨量が減少しても、骨粗鬆症になりにくくなるため、子供の頃からのカルシウム摂取が、予防になる。骨量の減少が始まってからでも、カルシウムをしっかり摂っていれば、減少の速度を落とすことができ、骨粗鬆症になる可能性は減る。
成人で1日最低、600ミリグラムのカルシウム、軟骨に多く含まれるマグネシウムも1日300ミリグラムを積極的に摂り、丈夫な骨づくりをしたい。
資料提供/骨粗鬆症財団
糖尿病が原因となる合併症には、代表的なものに神経障害、網膜症、腎症の三つが挙げられます。
網膜症は進行すると失明してしまいますし、腎症では、腎不全に進行すると、透析をしなければ生命を維持することができなくなってしまいます。
「かんじんかなめ」という言葉があります。言うまでもなく、最も大事な事柄を指していう言葉です。今日では「肝心」と表記されますが、以前は「肝腎」と書かれました。「肝腎要」という言葉は、肝臓と腎臓の2つの臓器をいかに大切に考えていたかを物語っています。小さいけれど賢い科学者とも言われています。
(1)老廃物の処理
腎臓の主な仕事は尿をつくることです。私たちの体の中では、常に新陳代謝が行われ、たんぱく質が変化して、尿素、尿酸、クレアチニンなどの有害な窒素酸化物がつくられてしまいます。また食べ物や空気に混じって、体内に入ってくる有害物質も少なくありません。腎臓は流れ込んでくる血液からこれらの有害物質をせっせと取り出して、血液をきれいにする役目を果たしているわけです。しかし、腎臓の仕事はこれだけではありません。
(2)体液の調
体には水分がたくさん含まれています。体重の50〜60%が水分だと言われています。この中にはいろいろな物質が溶け込んでいます。ブドウ糖、たんぱく質、脂肪、それにナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルで、これらが溶け込んだ一種の溶液となっています。この溶液を体液というのです。人は塩辛くても甘くても味さえよければ食べてしまいますが、その後始末をして余分な塩分や水分を体から追い出し、酸やアルカリを調節してくれるのが腎臓なのです。
(3)血圧の調節
腎臓は全身の血圧を調節するために血圧を上げる一種のホルモンを分泌します。直接分泌するのではなく、レニンという一種の酵素によって分泌されます。このレニンが血液中のたんぱく質に作用してアンジオテンシンという物質をつくり、血管を収縮して血圧を上げるのです。レニンは糸球体の入り口から分泌されます。
腎臓病になると血圧が高くなることが知られていましたが、これは腎臓病による糸球体の機能低下と血液流入量の低下によって盛んにレニンが分泌されるからだと考えられています。最近の研究では、腎臓はプロスタグランジンなど血圧を下げる働きをするホルモンも分泌することがわかってきました。その他腎臓は赤血球の産生を調節したり、活性ビタミンD3を生産します。
糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用不足によって起こります。インスリンは、筋肉などがブドウ糖を利用するときに必要なホルモンですから、このホルモンの働きが悪くなると、血液中のブドウ糖(血糖)が増え、尿にも糖が排泄されるようになります。糖尿病の名前の由来は、「甘い尿を大量に排泄する病気」と言う意味でつけられているのです。糖がうまく利用できなければ、脂肪やたんぱく質の代謝にも異常が起こり、放っておけば全身の血管に障害が起きます。
糖尿病が原因となって起こる腎臓障害には、糸球体に糖尿病特有の変化が現れる糖尿病性糸球体腎症をはじめ、腎硬化症、ネフローゼ症候群などいろいろあります。これらをまとめて糖尿病性腎症と言います。
糖尿病性腎症は、糖尿病が発病してから期間が長い人程かかりやすく、発病後、10〜30年で併発してくることが多いようです。
また、この病気は、たんぱく尿が出ますが、糖尿病の人にたんぱく尿がみられるようになってから、5〜10年で腎不全にまで進んでしまうことが多いので、特に注意が必要です。しかも、腎孟腎炎なら化学療法が有効ですが、それ以外の糖尿病性腎症は、治療がたいへん困難です。
ですから、何としても予防が第一で、そのためには、糖尿病のコントロールを十分にしなければなりません。 特に肥満はよくありません。食事療法が中心となりますが、根気よく続けることが重要です。
糖尿病性腎症の予防に!! |
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(1)精神的ストレスの回避が必要である
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(2)栄養バランスを整える
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ダイエットは美しさのため?それとも健康のため?
飽食の時代に増加している「肥満」を防ぐため、余分な脂肪が体内に蓄積されている人は、健康的なダイエットをお勧めします。
薄着の服を着る機会が多くなるこれからの時期、ダイエットの計画を立てている人もいるのではないでしょうか。
そこで、知っていただきたいのは、ダイエットの本来の意味が体重を落とすことではなく、「体脂肪を減らす」ということ。絶食や短期間実行型のダイエットでも、確かに体重を減らすことはできます。しかし、過激なダイエットでは、栄養が偏り、貧血、肌荒れ、脱毛、骨粗鬆症など、その他の病気やストレスを招くこともあります。
正しいダイエットは、まず、自分に過剰な体脂肪が蓄積していないか、ダイエットが必要かを知ること。その上での適切なダイエットを行えば、万病のもと「肥満」を防ぎ、健康的な体になれるのです。
太る要素には、生活習慣の乱れ、ストレス、運動不足、体質などが挙げられますが、もともとは、体に摂り込んだエネルギー(摂取エネルギー)より使うエネルギー(消費エネルギー)の方が少ないため。要するに、食事で摂ったエネルギーが余ると、脂肪に変化するというわけです。
ダイエット成功の秘訣は、食事と運動の両方に気を配り、摂取エネルギーと消費エネルギーがバランスよく保たれるようにすること。楽しく、規則正しい生活を送り、太らない生活習慣を身につけてしまえば、肥満を防ぐことができるのです。
ダイエットだからといって、朝食抜きや簡単な食事ばかりしていると、いざという時のために、脂肪は体内に溜め込まれます。1日3食、野菜を中心にした栄養バランスのとれた食事が、肥満を防ぎます。
また、適正エネルギーを知っておくと便利でしょう。適正エネルギーとは、標準体重内で体重が安定するエネルギーのことで、性別や年齢、職業によっても変わってきますが、成人女性の場合、1800キロカロリー前後が目安とされています。
同じ量を食べても、太りにくい人と太りやすい人がいますが、人には体質的な違いがあるため、消費エネルギーが少ない場合は特に、運動療法も合わせて行うことがお勧め。
運動の中でも有酸素運動は基礎代謝を高めてくれるため、余分な脂肪を燃焼させやすくします。筋肉や皮膚のたるみも防いでくれる運動療法。食事療法と合わせて行うことで、より健康的に、美しさにおいても引き締まった体になることができます。
◎体格の指標BMI値(Body Mass Index)
計算によって、体格をやせから肥満までの4段階で判定する数値です。
肥満の判断基準 | BMI |
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や せ |
<19.8 |
正 常 |
19.8≦〜<24.2 |
太り気味 |
24.2≦〜<26.4 |
肥 満 |
26.4≦ |
◎体脂肪率
標準体脂肪率 | |
男性 | 15〜20% |
女性 | 20〜25% |
家庭用にも普及してきた体脂肪計で測定してみましょう。
りんご型肥満 | 洋なし型肥満 | ||
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ウエストや胃の辺りなど、上半身に脂肪がついた体型。内臓、特に腸の周囲に脂肪が付着した「内臓脂肪型肥満」が多い。 | 下腹部やおしり、太ももなど、下半身に脂肪がついた体型。皮膚の下に蓄えられた「皮下脂肪型肥満」が多い。 |
悪さをするのは内臓脂肪
内臓の脂肪細胞は活発に、自分を分解して「脂肪酸」になって血液に流れ出します。肝臓に達すると、コレステロールと中性脂肪の合成を高め、コレステロールが多くなったり、血糖のコントロールができなくなり、動脈硬化、高脂血症、糖尿病などの原因になります。
◎健康的なダイエットとは?
食事
●1日3食、栄養バランスのとれた食事をする
太るからといって、たんぱく質やご飯の量を減らすのは逆効果。脱力感も出てきてしまうので、過不足なく食べましょう。また、ビタミンやミネラル豊富な野菜をたっぷり摂取しましょう。食酢はこの効果を高めます。
●脂質の摂取を控える
カロリー計算をするのが大変という人は脂質を控えることだけでも、心がけましょう。
●よく噛んでゆっくり食べる
満腹感は、お腹ではなく、脳にある満腹中枢で満足を覚えます。ゆっくり食べることで、腹八分目にすることができ、食べ過ぎを防ぎます。
●果物による糖分の摂り過ぎに注意
果物は野菜より糖分が多く含まれています。食物繊維が多いので、積極的に摂りたいですが、食べ過ぎには注意しましょう。
運動
1日30分ほどの有酸素運動で、余分な脂肪を燃焼しましょう。長く続けるためにも、楽しみながら運動することがお勧めです。
●ウォーキング
酸素を多く取り入れることができ、最も脂肪燃焼の効率が良いとされています。
●ジョギング
脂肪が燃焼し始める時間はウォーキングよりも短くなりますが、辛くならないよう、自分のペースで走るようにしましょう。
●エアロビクス
音楽に合わせて運動するので、いつでも楽しい気分で体を動かすことができます。
ダイエット中は栄養補助食品を上手に活用 |
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ダイエット中は、栄養バランスの良い食事を心がけますが、絶対量が少ないため、不足している栄養成分を栄養補助食品で摂ると、より健康的にダイエットすることができます。 特に、ビタミン類やミネラル類は、脂肪の燃焼を手伝ったり、スタミナをつけてくれます。 |
古の聖書の時代から、歴史に名を刻むイスラエル。地中海の南東沿岸域に位置する小さな国です。
ユダヤの人々は、2000年に及ぶ離散、そして戦いの連続を、民族の固い絆で乗り越え、父祖の地イスラエルへの帰還を果たし、悲願であった建国を実現しました。
古代と現代が調和した、異文化の魅力にあふれた国、イスラエルについて、あまり知られていない側面も含め、ご紹介します。
常に太陽が燦燦と照り、1年を通してもほとんど雨が降らないイスラエル最南端の小都市、エイラット。そこに、日健総本社のイスラエル現地法人 『NBT(ネイチャー・ベータ・テクノロジー)社日健総本社ドナリエラ純粋管理培養工場』が在ります。
日健総本社の創始者・田中美穂が、1988年に日本企業としてのイスラエル進出第1号を決断し、遥か遠くまで広がる10万uもの敷地に、 微細藻類ドナリエラ・バーダウィルの培養を行う工場を建設しました。
良質のドナリエラ・バーダウィルが生産される培養プール
工場入口にある特大ドナリエラの門をくぐれば、広大な土地に大小26基の培養プールが広がり、全てコンピューター化されたシステムの下、24時間体制でドナリエラの管理培養が実施されています。オレンジ色に輝いているのが天然ベータカロチンを多く含むドナリエラの培養プールで、グリーン色に輝くプールではフィトエンを多く含むドナリエラが力強く育っています。
連日、日中は45度以上にもなる猛暑ですが、朝晩は気温が下がり、生物が生育しづらい環境ともいえます。しかしドナリエラは、自らを守るためにその環境に耐え、体内の天然カロチノイドを増やしながら増殖していきます。この一見苛酷な環境条件こそが、良質な天然カロチノイドを作り出しているのです。
NBT社は、2005年1月に、工場の美観や整備状況、従業員の就労環境、周囲環境への配慮、地域住民への奉仕状況など、全ての項目を詳細に審査された結果、イスラエル国産業省より「2004年最優秀工場」に選ばれました。この賞は映画界で言えば、「アカデミー賞」に例えることができるほどの最高に名誉ある表彰であります。
去る2003年6月に、今井正駐イスラエル日本国大使(当時)が、2004年4月に、イスラエル副首相兼産業大臣エフッド・オルマート氏が、2005年3月には、横田淳駐イスラエル日本国大使がNBTを視察訪問されました。度重なる要人の訪問は、イスラエル国において、今やドナリエラ事業が国家事業にまで発展し、大きな関心が寄せられている証と言えます。
日健総本社・クロスタニングループも、2000年に「イスラエル2000大研修視察」として2000名が、2004年2月に「創始者・田中美穂 銅像建立への旅立ち」として250名のクロスタニン同志がイスラエル・NBTを訪れました。
そして日本・日健総本社ビル1階の創始者・田中美穂の銅像と同じものがNBTに建立されました。創始者は大きく手を広げ、訪れる人々を優しく包み込むように温かく見守っています。
名実共に、クロスタニン事業の「聖地」となったNBTは、創始者・田中美穂の教えを守り普及活動に励む同志の心の拠り所であり、日本とイスラエルの友好親善の架け橋であります。そして人々の健康への夢を叶えるため、ドナリエラの持つ神秘のパワーを「世界」に発信し続けています。
N.B.T.日健総本社ドナリエラ純粋管理培養工場(イスラエル・エイラット)