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健康の輪デジタル新聞

2026年5月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

富士山を望む自然豊かな県で、甲府盆地で栽培される葡萄と桃の生産量は日本一。富士五湖や温泉もあり、四季折々の果実やワインも楽しめます。
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昨年5〜9月までに熱中症で救急搬送された人の数は、調査開始以来最高の10万人超。そんな熱中症対策のひとつに「暑熱順化(しょねつじゅんか)」があります。地球温暖化の影響で、今年も猛暑が予想されるため、早めの対策を講じる必要があります。

 暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、体が暑さに慣れ、熱中症に強い体質になることを指します。
 人の体は急な暑さに弱く、気温が急上昇する初夏や梅雨明けの時期には体温調節がうまく働かず、熱中症のリスクが高まります。しかし、あらかじめ体を暑さに慣らしておくことで、汗をかきやすくなり、皮膚の血流も増えて体内の熱を効率よく外へ逃がせるようになります。これが暑熱順化です。
 暑熱順化が進むと、発汗量が増えるだけでなく、汗に含まれる塩分の量が減るため、体内のミネラルバランスも保たれやすくなります。また心臓や血管への負担も軽くなり、暑い環境でも体温を安定させやすくなるというメリットがあり、結果として疲れにくくなり、夏バテや熱中症の予防につながります。
 暑熱順化を促すために大切なのは、少し汗ばむ程度の運動や入浴を習慣にすることです。例えば、ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどを1日20〜30分行うと効果的。また、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることでも体温が上がり、汗をかく練習になります。これらをおよそ1〜2週間続けることで、体は徐々に暑さに順応していきます。無理のない範囲で継続することが、夏を元気に乗り切るための大切な準備になります。
 さらに、水分と適度なミネラル補給を忘れてはいけません。汗をかく習慣をつけると同時に、こまめに水やお茶を飲み、体内の水分を保つことが重要です。特に運動後や入浴後は脱水になりやすいため意識して補給しましょう。最初から無理な運動をすると体に負担がかかるため、軽い運動から徐々に体を慣らしていくことがポイント。
 人によっては体が順応するまで時間がかかるので、暑くなる前の今の時期から行うことが重要です。

 愉英雨という季節の言葉を聞いたことがありますか?愉英雨は、春に咲く花々を潤す優しい雨を表現する言葉で、主に晩春(4月〜5月頃)の雨を表します。
 一般的には、雨はあまり歓迎されず、憂鬱に思う人が多いと思いますが、植物にとっては恵みの雨、ひと雨ごとに喜びの花を咲かせます。
 そんな花のように、職業によっては雨を待ち望んでいる方もいらっしゃるので、最近ではニュースで「良い天気」「悪い天気」という表現は使わなくなりましたね。

英(花のこと)を愉しませる恵みの雨という、風情ある春の言葉として親しまれている愉英雨。どんなことも立場や状況によって捉え方が異なることを思わせてくれる素敵な言葉ですね。

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健康長寿をめざして

今、ダイエットを考えていたり、血糖値を気にしていたり、これからの人生を健康に過ごすために「何かしないと」と考えている人は、一度糖質管理をしてみてはいかがでしょうか。糖質を調整することで意外に体重の変化を感じる場合も多いようです。これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

糖質調整

 糖質と聞くとケーキやお菓子などを思い浮かべる人もいれば、血糖値などを思い浮かべる人もいると思います。
 糖質は3大栄養素の一つとして、脂質、タンパク質とともに必要な栄養素です。その役割を簡単にまとめると、糖質は筋肉を動かしたり、脳を働かせたりするエネルギーとして使われ、余った分は脂肪になり体に溜まります。
 脂質はホルモンの材料や体の細胞37兆個の細胞膜の材料などに使われます。
 タンパク質は筋肉、血液、毛髪、爪、皮膚などの材料になります。
 ここで分かることは、糖質が余った場合は脂肪になって体内に溜まる性質を持っているということです。これが内臓脂肪や血糖値と深い関係を持っているのです。結論として、糖質摂取を調整することは、血糖値も内臓脂肪も調整することにつながり「糖質をいかに取りすぎないか」が重要になるのです。

糖質の多い食事

 糖質の多い代表的な食べ物は、ご飯、パン、ラーメンやうどんなどの麺類、米や小麦を原料とした食品です。主に主食として取り入れていますが、これらの糖質を調整しながら食生活の改善を行うことで、糖尿病の予防やダイエットにも役立つのです。
 そもそも糖尿病は糖質の過剰摂取が原因の一つとされており、糖質の取り過ぎは余分な脂肪の蓄積にもつながるため、食生活の改善には重要なポイントとなるのです。
 単に食べることを控えると長続きしない場合も多いので、例えば茶碗を小さいものに変え、その代わりに野菜や豆類の摂取を意識して肉や魚などのおかずを食べることで、糖質制限にもなるのです。
 1日3食のうち、朝はしっかり、夕食だけ主食を控えめにして野菜や魚などのおかずを多くするのも一つの方法です。夜は眠るため動かないので、糖質を燃やすよりも脂肪として溜めやすくなってしまいます。
 また、糖質を全く取らないなどの極端な食生活はお勧めできません。糖質の不足でエネルギー不足になったり低血糖になったりするリスクもありますので、その点は気をつけましょう。
 また、糖尿病患者は糖尿病ではない人に比べて、がんのリスクが上がるとの研究もあり、肝臓がん、すい臓がん、子宮がん、胆のうがん、大腸がんなどのリスクが1.5〜2倍ほど高いという結果が報告されています。
 これらのことからも、血糖値、ダイエット、がんなどの予防にも糖質の調整は重要な課題になるのです。

 反対に積極的に摂取したい栄養素の一つに天然型のナインシスベータカロチンを豊富に含む緑黄色野菜や海藻などがあります。中でも微細藻類ドナリエラ・バーダウィル摂取の研究では、第51回日本糖尿病学会にて「投薬中の糖尿病マウスのインスリンの働きを助け、血糖値の低下を助けた」ことの報告もあり、特許も取得しています。
 インスリンの働きは脳の血糖を下げ、脳の糖尿病と呼ばれる認知症予防にも期待されます。
 前号の認知症に対する特許も含め、天然カロチノイドを多く含む緑黄色野菜などの摂取も糖質調整と併せて普段の食生活に是非取り入れてみませんか。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

今が旬の鰹。薬味をたくさんのせて食べると美味しいですよね。この薬味は、鰹の風味を引き立て臭みを抑える効果があるほか、鰹の栄養を効率よく取り入れる助けをしてくれます。

 鰹の旬は年2回。筋肉量の多い秋の戻り鰹に比べて、春から初夏にかけて旬を迎える初鰹は、脂質が少なくさっぱり食べられると人気があります。
 特に鰹のたたきは、ネギやショウガ、ニンニク、タマネギなどの薬味をたっぷり添えて食べることが多いですが、この組み合わせは風味だけでなく、実は栄養面でも理にかなった食べ方です。
 薬味には体を整える働きがあり、鰹の栄養をより効果的に取り入れる助けになります。
 例えば、鰹には良質なタンパク質のほか、血液をサラサラにするEPAやDHA、貧血予防に役立つ鉄分、疲労回復を助けるビタミンB群が豊富に含まれています。特に鉄分は体内で酸素を運ぶ重要な役割があり、疲れやすさの改善にも関わりますが、鉄分は吸収率が高い栄養素ではないため、吸収を助ける食材と組み合わせることが大切です。
 そこで活躍するのが薬味です。例えば、ネギに含まれる硫化アリルは血行を促進し、ニンニク・タマネギに含まれるアリシンは、鰹に含まれるビタミンB群の吸収を助け、エネルギー代謝を効率的にサポートします。
 また、高知の鰹のたたきに添えられるニンニクは、風味を豊かにし、鰹の臭みを消してくれます。

 さらに薬味には抗菌作用や抗酸化作用を持つ成分も多く含まれています。魚は鮮度が大切な食材ですが、薬味を添えることで食中毒の予防や体内の酸化ストレスを抑える働きも期待できます。さっぱりとした香りと辛味が加わることで脂のうま味も引き立ち、食後の胃もたれを防ぐ効果もあります。
 このように、鰹と薬味は、味覚だけでなく疲労回復や血流改善、食欲増進などの効果が期待できる優れた組み合わせです。
 これからの暑さで食欲が落ちやすい季節こそ、薬味を上手に取り入れながら、鰹の栄養をしっかり体に取り入れていきましょう。

 ミネラル豊富な海藻とタンパク質が取れる豚肉をたっぷりの薬味でいただく一品は、ちょっと暑くなってきたこの時期おすすめです。ねぎ、大葉、みょうが、かいわれ大根などの香味野菜は、料理に少しプラスするだけで香りと彩りが加わり、メインの食材の味を引き立て、料理をワンランクアップさせてくれます。また、疲労回復や血行促進効果や夏バテ時の食欲促進など薬膳的な効果も期待できます。
 今回の香味野菜に生姜をプラスした5種類の野菜をそれぞれ適度な大きさにカットし、5分ほど水につけた後、しっかり水気を切り、保存容器に入れて冷蔵庫にストックしておくと、冷奴や素麺はもちろん、様々な料理の薬味として便利に使えます。

材料
  • ・豚薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)………200g
  • ・乾燥海藻ミックス……………………5g
  • ・プリーツレタス………………………2枚
  • ・かいわれ大根…………………………20g
  • ・白髪ねぎ………………………………5cm分
  • ・大葉……………………………………5枚
  • ・みょうが………………………………1本
  • 【A】
  • ・ぽん酢…………………………………大さじ2
  • ・ゆず胡椒………………………………少々
作り方
  • @ 豚肉をゆで、乾燥海藻ミックスは水で戻し、プリーツレタスは食べやすい大きさにちぎる。
  • A 大葉はせん切り、みょうがは小口切り、かいわれ大根は半分の長さに切る。これらと白髪ねぎを混ぜ合わせる。
  • B ボウルに@を入れ、【A】で和える。
  • C 器にBを盛り、Aをのせる。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 (34)

 イスラエルは1948年5月14日に独立を宣言しました。この日を建国記念日/独立記念日(ヨム・ハアツマウート)と定め、他の祝祭日と同様の宗教的催事として毎年盛大にお祝いをします。今年は4月22日が建国記念日にあたります(ユダヤ暦で祝われるため西暦では毎年異なる期日となります)。
 パレスチナの地にヨーロッパ各地から移住してきたユダヤ人が、アラブ人との対立を深め、結果としてパレスチナ問題が深刻になると、第一次世界大戦以来この地を委任統治していた英国がその期間満了を機に国際連合に紛争解決を一任しました。
 こうして1947年の国際連合総会において、パレスチナ分割案勧告決議が成立しました。決議内容はパレスチナの地を二分し、両者の区域が混在する複雑な区分となりました。ユダヤ人はこの条件を受け入れて、1948年5月14日にイスラエルという新国家を建設し、独立宣言を行いました。初代首相にはダビッド・ベングリオン氏が就任しました。
 「イスラエル建国の父」とも呼ばれたベングリオン氏は「砂漠を征し、荒野の地に人が住めるようにならねば、イスラエルに未来はない」と開拓の必要性を訴え、首相などの一切の公職を辞めた後、荒涼としたネゲブ砂漠に移り住み、見渡す限り茶褐色の大地を緑地帯に変えるなど、自らが先頭に立って開発を進めていきました。その後ベングリオン氏が亡くなると、この地に埋葬され、その遺志の元「ベングリオン研究所」が建てられました。そこには世界中から研究者が集まり、彼の遺志の継承と開拓者達の願いは、確実に世界へ広がりました。ちなみに地中海地域でも有数の巨大国際空港である、テルアビブ近郊のベングリオン空港は、前述の初代首相の功績を称えて命名されたものです。
 イスラエルの建国は、19世紀後半に起こったシオニズム(ユダヤ民族が歴史的な故郷であるパレスチナの地に国家を再建し、民族の独立と文化復興を目指す政治運動・思想)の帰結でありました。ユダヤ人は古代のパレスチナがローマ帝国に征服されて滅亡し、世界中に離散してから約2000年にもわたる流浪の時を経て、ようやく悲願の国家を再建したのです。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 カロチノイド(カロチンの仲間たち)は「カロチン類」と「キサントフィル類」の2つに大きく分けられるカロチンで、「オートファジー」という仕組みをサポートしてくれる代表的な成分です。β-カロチンやリコピン、ゼアキサンチンがあり、いずれもドナリエラに含まれるカロチノイドです。
 オートファジーは細胞が自分自身の古くなったり傷ついたりした部分を分解し再利用(リサイクル)する仕組みのことです。日本語では「自食作用」といい、生物が元々持っている基本的な機能で細胞を健康に保つために重要な役割を担っており、2016年、大隅良典氏(東京科学大学)がこの研究でノーベル生理学・医学賞を受賞し、広く知られるようになりました。酵母から植物、昆虫、人間までの全ての真核生物に存在する生命維持に不可欠な仕組みです。
 オートファジーのおもな恩恵には次のようなものがあります。

@古くなった細胞内の不要なものが蓄積するのを防ぎ、細胞の機能を正常化し、寿命を延ばす効果が期待されます。
A免疫細胞の働きを助け、細胞内に侵入したウイルスなどの病原体を捕捉し分解することで排除します。
Bアルツハイマー病やパーキンソン病の原因となる異常なタンパク質の蓄積を取り除くことで、神経変性疾患の予防や進行抑制が期待できます。
C生活習慣病の予防効果として、血糖値やコレステロール値の改善に役立ち、糖尿病や心臓病のリスクを低減する可能性があります。また、インスリンの抵抗性を改善し、食後の血糖値の急上昇を抑えてくれるようです。
D細胞内の有害物質や病原体を排除し、がん細胞の発生を抑制することが期待されています。
E皮膚細胞のターンオーバーを促すことでシミやシワの改善、肌の老化予防に繋がります。
Fストレスホルモンの分泌を抑え、精神の安定化を助けます。
G質の良い睡眠へと繋がり、心身のリラックス効果が期待できます。
H消化管を休ませることで、腸内環境を整える効果も期待できます。

 このような生理作用をみると、ドナリエラはおそらくオートファジーを誘導していることも示唆されます。

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