日健総本社は、イスラエルの環境緑化事業に協力している。
エルサレムとテルアビブの中間に位置する「ワイツマンの森」近くの「クロスタニンの森」に毎年、マツ、スギなどの苗木を一万本植え、「緑の拠点」づくりに一役買っている。
この「クロスタニンの森」は、日健総本社が平成8年秋、イスラエルに1,000人の「イスラエル・ドナリエラ研修視察団」を派遣。ドナリエラ・バーダウィルのふるさと「死海」、N.B.T.工場などを視察した。
緑の少ない国土に心を痛めて帰ったクロスタニン全国経営協議会の故・小松重夫会長が、平成9年10月の全経協会議の席上「イスラエルの緑化事業をお手伝いする「イスラエル緑の基金」を設けては。」と発案。満場一致で設置が決まった。
「イスラエル緑の基金」は、地球の健康や自然の健康づくりの一つとして、イスラエルの環境緑化事業に協力していくことになったものだ。
数日後、秋田を皮切りに、全国11ヶ所で行われるイスラエルのドナリエラ・バーダウィル研究の第一人者、国立海洋湖沼研究所のアミー・ベンアモツ教授の特別講演会場に「イスラエル緑の基金」の募金箱が置かれた。
講演会に参加したクロスタニングループの人たちの心を大きく動かし、多額な基金が寄せられた。
翌年春、第21回クロスタニン国際大会の席上、田中社長からモシェ・ベンヤアコヴ駐日イスラエル大使に、苗木1万本の目録が贈呈された。
イスラエルでは、この苗木を「クロスタニンの森」に植え、記念碑を建てた。
天然石の記念碑には、田中社長直筆の日本語、英語、ヘブライ語で「人類の幸福と平和の為に、私達は健康社会の建設を目指します。その祈りと誓いをイスラエルの地に印します。」と刻み込んだ金プレートがはめ込まれている。
それ以来、毎年イスラエルへ苗木1万本を贈っている。
平成12年秋、2,000年にちなんで2,000人のイスラエル・ドナリエラ研修視察団を派遣し「ワイツマンの森」「クロスタニンの森」周辺に、桜の苗木を植樹し、近い将来イスラエルの地に「日本の桜」の花を咲かせる計画だ。