研究室へ無事到着した試料は次のような方法で研究しました。その方法を簡単に書いておきます。
専門用語が使用されていますので、理解出来ない部分が多いと思いますが、いずれにしても、大変面倒な作業をおこなったということを理解してください。
試験管に水を10ml入れ
アルミホイルの蓋をして高圧滅菌する
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この試験管の中へ土を小さじ半分量程度入れ
撹拌して2〜3秒静置する
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上澄液の一部をとり、栄養を含んだ寒天平板培地に
入れてひろげる
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培養室で光をあてて培養する
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2〜3週間後、寒天平板培地上に
マイクロアルジェの
コロニーが形成されてくる
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これらのコロニーを寒天斜面培地(試験管)へ移して培養する
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寒天斜面培地上で増殖したマイクロアルジェには
雑菌が付着しているので無菌化する
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無菌化はスプレー法でおこない、
無菌化されたか否かチェックする
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無菌化が確認されたものを継代培養で保存し、
顕微鏡で種類を同定する
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これらの藻株が含む様々な有用成分の含有量を分析する
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次世代マイクロアルジェの選択
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有用成分を大量に産出する培養法の確立
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製品化のための培養法開発