マイクロアルジェは、日本語で書けば「微細藻類」です。藻類ですから水の中にいると考えるのが一般的な発想です。もちろん、水(海水、淡水)の中には多くのマイクロアルジェが生育しています。
しかし、皆さんにとっては想像できないかもしれませんが、マイクロアルジェは、水の中だけに生育しているのではありません。土の表面や土の中、樹木の樹皮表面、岩の表面、コンクリートなどの表面、ガードレールなどの金属表面、あるいは大気中を浮遊しているものなど、様々な環境条件下にも多数の種類が生育しています。また、雪の中、氷の中、温泉の中、間欠泉の吹き上げる80℃もの高温をあびる場所、海水よりはるかに高い塩分濃度の水中等々、私たちが想像のつかないような場所にも生育しています。